リンパ腫を発症した
母猫ちっこちゃん
   
   永眠流れ星


5月1日から10日あまりの
短い時間の中で
ステロイドのお陰か
一時はご飯を食べたりして

もしかしたら奇跡が起こるかも
しれないってキラキラ
そんな希望を持ったりしたけれど

ちっこちゃんは
生まれる前から、魂に戻る日を
決めてきたみたい。

みるみる身体はやせ細り
なんにも口にしなくなった。

死期を感じたら
フィと姿を消してしまう(野良猫)
という猫の習性なのか
誰もいない部屋で過ごすように
なった。

貧血も進んでいただろうから
身体は重く、少しの動きで
ハァハァと息が荒くなっていた。

それなのに

最期まで
立ち上がろうとするけど
もう立てなくて、這うように
進もうとした。


いったい、どこへ行こうと
行きたいと思っていたの?



本当のほんとうに
最期まで
瞳はビー玉のように澄んでいて
ただ生きようとする
純粋な強さを感じたよ。


ちっこちゃんと過ごした8年。
とっても楽しくて、
幸せな時間だった。


虹の橋を渡って
また、いつか生まれ変わって
私と出会えますようにお願い