上がり始めた金利や、しばらく前からのウッドショック等による木材や物価高による資材の高沸等による物件価格の上昇と、マイホームを考えている皆さんにはなかなか大変な住宅事情となってきています。

住宅事情だけではなく、いろんなことがかつてないスピードで変わってきています。新しいことも必要なことは学びながら、ご家族でしっかりと家計の舵をきってまいりましょう。


まず家計の中の、住宅に充てられる資金の算出が出来たら、(いろいろ算出の方法はありますが、目安として収入の25%くらいまで)その予算で満足できる物件がないという場合は、中古住宅も視野に入れることもお勧めです。

今の新築物件に比べて資材が安い頃に建てられた、まだ築浅のものはねらい目です。しっかりお金のかけられた木材や資材が使われていて、しかも中古住宅ということで新築に上乗せされるもろもろの経費があまりないので、あとは中古住宅であれば、そういう優良物件を紹介してくれる信頼できる不動産業者さんに出会えることです。ここは結構大切なことかも知れません。


新築なら、大手ハウスメーカーさんのモデルハウスも見学しながら、実際建てるのは中堅くらいの地元の住宅メーカーさん、小さくても後継者さんがいらっしゃる工務店さんのお家は本当にコストパフォーマンスが高い!と思うことが多いです。


次に、住宅ローンをどうするか、ですが、今はまだ固定金利よりも安い変動金利を選択される場合は、金利が思いの外上がってきた時に、一部でも繰り上げ返済ができる余裕資金をもっていること、または同時にそれ用に貯金ができること、もし、金利上昇がそれほどでなく完済までに、逃げ切れた場合は、支払総額は安く済むかもしれません。


いつでも完済できる余裕のある人は変動金利はまだまだお得かも知れません。

返済額が変わらない安心感がある、フラット35などの全期間固定金利を選択する場合、期間は一番長く設定して、月の返済額に余裕を持ち、同時に将来のためのiDeCoや新NISA等の長期投資でインフレに負けない運用を目指すなど資産形成の計画も立て易くなります。

こちらの場合は金利は変わりませんので、無理に繰り上げ返済は考えずに月の返済額を抑えて長く安く支払い、同時に時間を味方につけることでお金を効率よくふやすことも出来ます。


リスクがあるとすれば多く払ってしまうかも知れないリスクです。もし、長い返済期間中に金利が下がった時、めやすとして金利差1%以上、借入残高1000万円以上、借入期間がまだ10年以上ある場合はその時点で借換えを検討すると良いかもです。

一般家庭として計画が立てやすいのは後者かも知れませんが、いろんなご事情は十人十色。ご家庭によって違うと思います。


最後に、住宅ローンは組まない、家は買わない、子供が巣立ってから現金で夫婦の平屋を建てる、とか、大きな家が必要な子育て期などは中古住宅を買う等、資金に余裕のあるご家庭でも選択されていることがあります。


ご家族皆さんのどこにお金をかけるか、お家、旅行、教育、趣味、老後のことなど、できれば子どもも含めた家族会議大切ですね!

無理なく返済できる借入額を自分で計算するには?
 『月返済可能額』 を計算する
「現在の住居費」 + 「住宅取得のための貯蓄額」                         = 『月返済可能額』のめやす