二日目のカレーは確かにおいしい。具の内部にも味が染み、煮崩れした具材がソースにコクを生みだすからだ。ただし「種状態」のウエルシュ菌が発芽しやすい状況なので、安全に食べるには保存方法が重要になる。ポイントを挙げると、
1. 常温保存しない
・短時間の保存なら、60℃以上で煮込み続ける
・一晩置くなら小分けして冷蔵庫で保存
2.食べる前に、全部温め直す
・食べる分だけレンジでチン!はNG
・きっちり煮込んで、繁殖した菌をやっつける
3.よくかき混ぜる
・ウエルシュ菌は酸素を嫌い、深い場所で繁殖しやすい
・煮込みながらよくかき混ぜ、底のほうのカレーも空気に触れさせる
ちなみにウエルシュ菌は毒素を吐き出すが、加熱すると毒性がなくなるので、やはり煮込み直すのが最良の策だ。大きな容器で保存すると、空気に触れない量が増えてしまうので、テマがかかっても小分けして冷蔵しよう。
■まとめ
・カレーの食中毒は、ウエルシュ菌が原因
・種のような芽胞の状態では、100℃で煮込んでも死滅しない
・カレーが冷める時に、芽胞から菌に戻る
・ウエルシュ菌は8時間で281兆倍に増殖する(理論値)
カレーは冷めるのにも時間がかかるので、冬でも常温保存は避けたい。きちんと管理すればおいしく安全に食べられるので、激辛カレーで夏を乗り切ろう。