​元公立小学校教師/2歳の娘の父👨‍👧

福岡県福津市で心和学園というオルタナティブスクールを運営中🏡子育ての実践と思考を綴っています🖋

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心和学園も開校して3年目に入り、本当に少しずつ認知されてきました。

有り難いことに新一年生からのお問い合わせもあり、心和学園のみの入学にするか心和学園と公立学校の併用にするかで、とても悩まれていました。

僕ら夫婦の間でも、娘の瑞穂を心和学園(月〜木)+ホームスクーリング(金)にするか心和学園(月〜木)+公立学校(金)にするかまだ2歳ですが真剣に悩みました。

紆余曲折しましたが「公立学校にいけるんだったら行った方がいい」という結論に至りました。もちろん、子どもによりきりではあると思いますが。

そこで僕は「行けるのであれば、公立学校にも行った方がいい」と、そのお母さんにも説明させていただきました。

色んな理由がありますが、僕は「92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て」の本に書いてあったエピソードが、オルタナティブスクールと公立学校との併用を勧める理由です。



ある卒園児のお母さんが、電話をかけてきたそうです。


理由は学校の先生の理不尽な対応について、どうしたらいいか?というものでした。

おそらく、そのお母さんはどういうクレームを先生に伝えたらよいか聞きたかったんだと思います。

しかし、92歳のおばあちゃん先生は、先生の対応について仕方がないと言い、こうお母さんに伝えました。

「お母さんは必ずタカちゃんにこう伝えてあげてね。『ママはタカちゃんのそういう優しさが大好きだよ』って」

先生が何と言おうとも「あなたは素敵だよ」と伝えたらいいと言ったのです。

理由はこうです。

子どもが育つうえで理不尽さや不条理さはあるもの。大切なのはそういう問題にぶつかった時にどう立ち直る力を身に着けさせておくか。その力を養うのが「ママはあなたのことが好きだと伝えること」「子どもの素敵なところを伝えること」だと本書の中では言われていて、すごく同感しました。

どんなにいい学校でも、どんなにいい会社でも、自分にとって100点満点の場所は僕はないと思っています。むしろ、自分にとって嫌な人は人生のどこかのタイミングで出会うと思うんです。

それを乗り越えるのが、人生の醍醐味。

この先生にクレームを入れようとしたお母さんのように、問題を排除することは子供時代にはできるかもしれませんが、大人になった時はどうでしょう?

理不尽な上司が自分の子どもに酷い仕打ちした時、親がクレームを言うということはないと思います。

必要なのは、「誰がどんなことをあなたに言ってきても、あなたは素晴らしいの。私はどんなあなたも大好きよ」と存在を承認してあげることではないかと思います。そして、安心して帰ってこれる場を用意しておくことではないかと思います。

そんな承認をされ続けた子どもはきっと、社会に出た時に、どんな荒波も乗り越えて行くと思うんです。たとえ、打ち砕かれても、またそこから這い上がる力が出てくると思うんです。

僕ら大人にできるのは、社会の中で揉まれた時に、自分の存在を認めてくれる場所、安心して帰って来れる場所を用意してあげることかもしれません。