(前回まで)
香港駐在時に通っていたダーツバーで酔いつぶれてる所をLilyに逆ナンされた私。
でもその日、成り行きでLilyの友人Eveとベッドインし、その後も自分都合で私を翻弄するEve。
Lilyから「男を紹介してくれ」と言う要請を受けてホムパを開催したら、Lilyは弁護士資格を持つ山本君をGetした。
しかし、その後、Lilyは山本君に捨てられて、香港人の女友達に山本君の全裸写真データーを渡してしまった。
私は私で久しぶりにEveとベッドインするも口だけ貸すと告げられる。
㉒からの続きです。
二回連続だというのにたっぷりと出たカルピスをEveは一滴も残さずにゴクリと飲み干す。
根本に残ってるカルピスを手でしごき、吸い出してくれるが今度は口を離してくれた。
何という背徳感。
今から数時間後には彼氏とディープキスするであろうEveの口の中に
2回分の精子をぶちまけてしまった私に
「いっぱい、出したね~」
と声を掛けてくる。
そしてグッタリしているズッキーニをつまみながら、
「これと、もしかしたら、もう会えないかと思うとちょっと寂しい」
という言葉を残して、水も飲まず、口も洗わずにアッと言う間に帰っていった。
私は脱力感満載でベッドでダウン。
Eveが彼氏とキスしたら栗の花臭いと怪しまれるんじゃないかと心配しながら、
そのまま眠りに落ちていった。
その後、Eveから連絡が来たのは彼女が香港を出る前日。
【明日、日本に帰ります】
の短いメッセージのみが送信されてきた。
その後はEveと会う事は無かったが、いつか彼女には感謝していると伝えたい。
それはこのエピソードの冒頭で彼女が私の人生を変えてくれたと書いたが、その事。
実はEveは皮膚治療等の医療系通訳のアルバイトもしており、客をその医院に紹介するとバックマージンが貰える。
なので彼女は私に「ニキビ跡を治療すべきだ!」と言って、
半ば強引に皮膚治療科に連れていき皮膚治療を受けさせられた。
私の肌はニキビ跡が酷く凸凹だったが、
今は綺麗になった肌を鏡に映して自分に見とれている私。
これはEveに感謝している。
(つづく)