上総層群 小柴層の化石【 エゾヒバリガイ 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
最近は、まだ四月なのに埼玉は暑い日が続いています。今時期で、この陽気だと五月になったら、どうなっちゃうのでしょうか?もう、暑くて化石採集どころでは無いような気がします。
(-ω-;)


さて、今夜も関東地方某所の小柴層から採集した貝化石です。
この種類は、千葉県市原市瀬又や石川県金沢市大桑町でも採集しています。
意外とメジャーな貝化石ですが、殻が薄くて割れやすく、完品を採集するのは結構難しいです。


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イガイ科
和名:エゾヒバリガイ
学名:Modiolus kurilensis ( Bernard,1983 )
殻長:43.34mm
殻高:64.66mm
産地:関東地方某所
特徴:殻は亜三角形で大型。やや薄質。良く膨らむ。前背縁は殻頂から突出する。腹縁は直線的で、足糸開口部は狭い。内面は弱い真珠光沢。
現世種は、日本海、東京湾以北、ベーリング海までの水深100mまでの砂礫底に生息。




比較をするために別産地から産出した【エゾヒバリガイ】を掲載します。

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殻長:60.45mm
殻高:112.32mm
殻幅:34.15mm
産地:石川県金沢市大桑町
産出層:大桑層
時代:第四紀 更新世 前期

※この標本は、みたらしさんから譲り受けた巨大な【エゾヒバリガイ】の標本です。昨年11月に私も現地で【エゾヒバリガイ】を採集しましたが、離弁で小さな個体でした。
みたらしさん、本当にありがとうございます。
m(_ _)m

この場を借りて御礼を申し上げます。