三浦層群 千畑層の化石 【 マツモリツキヒ 】 | 関東化石採集の旅

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今夜も先週の土曜日に採集した化石を記事にします。
今夜の化石は、夏樹さんと一緒にこの産地で化石採集をする前までは、なかなか採集できない種類だったのですが…
最近は普通に採集できるようになりました。




【第1標本】

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イタヤガイ科
和名 : マツモリツキヒ
学名 : Miyagipecten matsumoriensis ( Masuda , 1952 )
殻長 : 25.80mm
殻高 : 24.96mm
産地 : 千葉県安房郡鋸南町元名字高塚
産出頻度 : 普通
特徴 : 殼は円形で中型 ( 鋸南町では10cm 以下の個体が多いが、他産地では10cm を超える大型も産出する。)。殼質は薄く膨らみは弱く扁平。頂角は約130度。右殼 表面は細い成長脈で刻まれているが平滑。 耳は小さく、前後はほぼ等しい。前耳の下 には広くて浅い足絲湾入がある。左殼は右 殼よりも僅かに膨らみが大きく、殼表面の 上半分には多数の放射肋と細い成長脈、下 半部は成長脈のみが認められる。放射肋は 38~42本で非常に低く、殼頂付近では通常 肋間よりも狭いが、成長するにつれて広く なると共に表面が平坦になり下半部では消 滅する。稀に肋間肋が認められることがあ る。

※ とても小さい個体ですが完品です!




【第2標本】

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殻長 : 50.44mm
殻高 : 46.88mm
産地・産出頻度は同上。

※ 右側の耳状部が少しだけ破損しています。この個体もやや小型です。


当日は、もう少し大きな個体も発見したのですが、体力切れにより現地に放置してきました。誰も行かないような場所だから、次に私が行くまで、きっと残っていると思います。(笑)