イチゴ狩りと潮干狩り! | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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昨日は朝から化石採集無しで珍しく君津・木更津へ観光に行きました!


朝7時に我が家を出発!
首都高速の中央環状線が事故で大渋滞していたため、海ほたるでの休憩時間は無くなりましたが、なんとか開始30分前の9時に君津市内でイチゴ狩りができる『 大竹農園 』さんに到着!


お目当ては、白イチゴ【 淡雪 】と【 桃薫 】です!
入場料は4月1日より1人1,500円です。


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白イチゴの【 淡雪 】

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昨年は白イチゴ【 淡雪 】が、大好評だったことから、1列しか栽培していなかった【 淡雪 】を今年は3列半も栽培していました!
変わりに【 とちおとめ 】が減収していました。関東地方の方々には、身近な品種なので、昨年は人気がイマイチだったようです。


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この農園の一番人気は、やはり【 淡雪 】ですが、他にも色々な品種を栽培しています。静岡県で品種改良された【 紅ほっぺ 】も栽培されており、立派な実が成っていました!

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さて、イチゴも30分間食べ続ければ、お腹が一杯です!(^o^)



早々に次のイベント先へ足を向けました!



次の行き先は『 大竹農園 』さんから約30分程度の木更津海岸 ( 中ノ島 ) です!
初めて潮干狩りをする場所なので、少しだけ迷いましたよ。


昨日の干潮は、午前10時~午後2時迄で、到着時間は潮干狩りには、ちょうど良い頃合いでした!(^o^)



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駐車料金は無料でしたが、入場料は1人1,600円(アサリ2kgまで持ち帰り自由)です。なお、採集した貝を入れるバケツや網、熊手 ( レンタル ) は、現地で購入できますが持って行った方が安上がりです。また、ビーチサンダルよりも長靴で潮干狩りをした方が良いと思います。
意外と砂が細かくて足元を取られます。

昨日は天気が良いわりには、あまり人は多くありませんでした。

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潮干狩りをしていると化石でお馴染みの海の生き物たちも色々と観察ができます。


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タマガイ科
和名 : サキグロタマツメタ
学名 : Euspira fortunei ( Reeve , 1855 )
殻径 : 約4cm
生息地 : 千葉県木更津市 中ノ島
底質 : 細砂
見かける頻度 : 普通
特徴 : 殻は薄く、螺頭は良く膨れ高い。上方の螺層は灰色、臍孔は深く、臍索は低く不明瞭。日本近海産貝類図鑑によると三河湾以南の干潟~水深15mの泥底となっていますが…
たぶん、アサリの稚貝と一緒にまかれた
物が大きく育ったものでしょう!
化石で採集したことはありません。

なお、食用になるのか不明であることから持ち帰りはしていません。




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ニシキウズガイ科
和名 : イボキサゴ
学名 : Unbonium moniliferum ( Lamarck , 1822 )
殻径 : 約1cm
生息地・底質は同上。
見かける頻度 : 多
特徴 : 螺層の上面には4~5本の螺脈が浮き立ち、縫合下にイボが生じる個体が多い。色彩は変異が激しく、灰色の地に灰青色、淡紅色、濃緑色などの斑点列が並び、帯状になることもある。『 キサゴ 』との判別が難しいが、本種の方が滑層の面積の広く、殻の半径よりも大きい

北海道南部~九州の潮間帯付近の砂底~砂泥底に生息。

化石としては、印旛沼周辺の木下層から時々採集できました。類似種のキサゴに比べると産出頻度は低い種類ですが、現在の東京湾には沢山住んでいるようですね。

なお、食用になるのは知っていますが、小さ過ぎるため持ち帰りはしていません。



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ムシロガイ科
和名 : アラムシロ
学名 : Reticu nassafestiva ( Powy , 1833 )
殻高 : 約1cm
生息地・底質は同上。
見かける頻度 : 多
特徴 : 螺層はやや低く、体層部は膨れる。縫合はよくくびれ、殻表は縦肋が螺溝に刻まれ、細かい顆粒となる。
北海道南部以南の河口域干潟などの潮間帯泥底に生息。

日本近海産貝類図鑑によると標準殻高は『1.5cm~2cm』となっていましたが、この潮干狩り場所に生息をしていた当該種は、標準より一回り小型の個体が多かったようです。

小さな個体が多いことから食用に向かないと思います。




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バカガイ科
和名 : シオフキ
学名 :Mactra veneriformis ( Deshayes in Reeve , 1854 )
殻長 : 約3cm
生息地・底質は同上。
見かける頻度 : 多
特徴 : 殻は亜三角形で薄質。良く膨らむ。殻表には低い同心円肋が発達する。套線湾入は丸く、浅い。
宮城県以南の潮間帯下部~水深20mの砂泥底に生息。

化石よりも現生種の方が繁栄しているようです。
しかし、死貝が多く、ほとんどにタマガイ科の食害痕がありました。アサリより殻が薄くて食べ易いのでしょうか?

なお、食べられることは知っていますが、砂を吐かすのに苦労すると聞いていたことから持ちかえりはしていません。



そして、甲殻類…

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コブシガニの仲間でしょうか?
現生種の甲殻類図鑑は所持していないので解説ができません!(笑)


そして、最後は、やはり!


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マルスダレガイ科
和名 : アサリ
学名 : Ruditapes philippinarum ( Adams & Reeve , 1850 )
殻長 : 約4cm
生息地・底質は同上。
見かける頻度 : 多
特徴 : 卵形、殻質はやや薄く、膨らむ。殻表は放射細肋と成長線で粗い布目状。腹縁内面は平滑。套線湾入はやや浅く、丸い。
北海道以南の潮間帯中部から水深10mの砂礫泥底に生息。



潮の引きが良かったので、誰も行かないような沖にまで足を延ばして採集してきました。しかし、なかなか大きなアサリは取れません…
と、云うか?アサリ自体が全く取れないのです。しかも10cmくらい深く掘らないと出てこないし…
約三時間も掘って、夫婦二人で2kgしか採集できない???
(´・ω・`)?


全く取れない理由は、帰りに分かりました。
計量所の方々が、私達夫婦が採集してきたアサリを見て『これ、何処から取ってきたの?地物のアサリばっかりだよ!』と…
計量所の方々によると観光用にアサリを手前の砂浜には撒いているとか…
地物と観光用の大きな違いは、殻色が濃くて(ヘドロが多いためなのか?地物のアサリは色が黒い。)、膨らみが強く、大型が多いとのことです。
値段だけで無く、味も観光用の撒いたアサリとは比べ物にならないと話しておられました。

次回は、もう少しだけ装備を整えて採集に挑むようにしないといけませんよね!

【 潮干狩りに必要な装備品 】
◎長靴
◎小型スコップ
◎熊手又は目の粗い篩
◎蓋つきバケツ
◎網
◎リュックサック
◎タオル
◎飲み物
★タバコ(笑)

関東地方在住の皆様、是非、参考にしてください!