館山市沼層の化石 【 チリボタン + ニホンアワサンゴ 】 | 関東化石採集の旅

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我が家から近隣の桜の花が満開の季節となりました!
そして、昨日は新年度の始まりです。
人事異動と歓送迎会で昼夜を問わずバタバタした1日がようやく終わり、今日・明日は仕事を離れて、化石のクリーニングと整理、農作業で日が暮れそうです!
あっ!大宮でミネラルショー開催中なのをすっかり忘れていました!明日、行けるかな?





さて、今夜は千葉県館山市内の沼層で採集した化石を見ていただきたいと思います。



ちょっと珍しい組み合わせですよ!(^o^)



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★ ウミギク科
和名 : チリボタン
学名 :Spondylus cruentus ( Lischke , 1868 )
殻長 : 60.33mm ( 棘の先端まで )
殻高 : 64.13mm ( 棘の先端まで )
殻幅 : 44.88mm ( 棘の先端まで )
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 : 殻は不規則な卵形でやや縦長で中型。右殻は左殻よりも強く膨れ、靭帯面が広い。殻色は化石にも関わらず赤褐色をしている。左殻は多数の放射肋上に小棘がまばらに生じる。右殻は殻頂部に固着面があり、残部には板状の輪肋が発達する。
現生種は、房総半島から沖縄までの水深20m以浅の岩礁底に生息をしている。


★ ハマサンゴ科
和名 : ニホンアワサンゴ
学名 : Alveopora japonica ( Eguchi , 1968 )
最大夾径 : 5.82mm
特徴 : 小型の塊状の群体をつくる。夾の基本は六角形、夾壁は薄く多孔質。全体が繊細。隔壁は板状でなく、とげの列をなす。現生種は日本沿岸から暖海の珊瑚礁まで広く分布す。


珍しく珊瑚の方にも解説を入れてみました!

※ 牡蠣の殻表に珊瑚化石が貼り付いているのは良く見かけますが、他の二枚貝に珊瑚が貼り付いているのは、とても珍しい組み合わせです。