掛川周辺の化石 二枚貝編 【 Moerella jedoensis 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
GW後半の化石採集計画は、もうお済みですか?
しかし、化石採集に浮かれて、家族サービスを忘れないようにしてくださいね!(^o^)



さて、本題の今日の化石です。
普通に産出するのですが、殻がとても薄いため、丁寧にクリーニングをしないと殻がすぐに粉末になってしまいます。
まぁ~ 大日層の化石では毎度のことなんですけど…




【 第1標本 】

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ニッコウガイ科
和名 : モモノハナガイ
学名 : Moerella jedoensis ( Lischke , 1872 )
殼長 : 14.44mm
殻高 : 9.35mm
産地 : 静岡県掛川市大字遊家字相谷
産出頻度 : 普通
特徴 : 殻は前後に長い亜三角形で小型。殻質は薄く割れやすい。膨らみはとても弱い。殻表は平滑。殻頂から後腹隅へ褶が走り、高背縁は直線的。

現生種は、房総半島から九州、日本海、中国紀大陸沿岸の潮間帯~水深20mの砂泥底に生息。





【 第2標本 】

イメージ 2




殼長 : 18.48mm
殻高 : 11.14mm
産地・産出頻度は同上。



※ 前回に掲載した【 Tellina ( Moerella ) kurodai ( Makiyama ) 】が、属名から当初はこの貝化石だと思っていましたが、京都大学に保管されているホロタイプの画像をみると、前回に掲載した化石に類似していたので、こちらは、見た目のまま【 Moerella jedoensis ( Lischke ) 】と判断いたしました。
しかし、ひょっとしたら今回、掲載した化石が私の見間違いで【 Tellina ( Moerella ) kurodai ( Makiyama ) 】かも知れません。





次回が『 掛川周辺の化石 二枚貝編 』の最後です。二枚貝編の終了後は『 掛川周辺の化石 現地報告 』を鋏んだ後に再び巻貝編を始めます。