掛川周辺の化石 巻貝編 【 Cyllene rubrolineata 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
昨日から、年末恒例の『東京ミネラルショー』が池袋で開催されたため、既に会場に行かれた『浪士710』さんや『石灰藻』さんのブログでは、会場の様子が掲載されていますね。
私も今日、会場に行ってきましたが、ブログに記事を残すかどうか迷っています。
(´・ω・`)?



さて、本題を始めたいと思います。
今日からは『ムシロガイ科』の連載になります。今日の種類は現生種ですが、次回からは化石種が三種類連続になります。




【第1標本】

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ムシロガイ科
和名 : ムギヨフバイ
学名 : Cyllene rubrolineata ( Sowerby , 1871 )
殻径 : 13.22mm
殻高 : 22.64mm
産地 : 静岡県掛川市大字遊家字相谷
産出頻度 : 多
特徴 : 殻は紡錘形で小型。肩が張り縫合下はやや窪む。外唇下部に明瞭な湾入がある。殻表の縦肋や螺肋の強弱については個体差が大きい。

現生種は、相模湾以南、熱帯インド・太平洋の潮間帯~水深50mの砂底に生息。


※ 第1標本は縦肋・螺肋の強いタイプを掲載しました。





【第2標本】

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殻径 : 12.15mm
殻高 : 21.43mm
産地 ・ 産出頻度は同上。


※ 第2標本は、螺肋が弱くやや縦肋が強いタイプを掲載しました。





【第3標本】

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殻径 : 10.95mm
殻高 : 18.40mm
産地 ・ 産出頻度は同上。


※ 第3標本は、縦肋も螺肋も弱いタイプを掲載しました。





【第1~第3標本を比較】

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※ 単純に縦肋や螺肋の強弱は、成長に従い形成されるものかもしれません。



【ムギヨフバイを集めてみました!】

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※ 遊家の露頭からは多産しましたが、他の産地からは全く採集されていません。



次回も『ムシロガイ科』の巻貝です。
お楽しみに!
(^-^)/