今日は『産地別 日本の化石 650選』にも載っている有名な化石産地の化石を紹介します。
赤平川とヨーバケの崖
化石が産出するのは、秩父町層群 奈倉層・鷺ノ巣層 ( 新第三紀 中新世 )の転石からです。
河原で硬めの青灰色砂質泥岩を見つけましょう!
良く産出する貝化石
オオキララガイ(上)とソデガイ(下)です。
カニの甲羅 (不明種)
この産地は、カニの甲羅だけの化石は普通に採集できます。
画面中央より、やや上の小さな茶色部分は魚の鱗です。
カニ化石は足も付いた状態で産出することがあります。
魚の鱗 : タイ科の魚
カニ : ナグラベンケイガニ
足付きのカニ化石は、結構な頻度で産出します。
カニ : ナグラベンケイガニ
保存状態が良いカニ化石。
カニ : ナグラベンケイガニ
カニ化石の裏側
石を割った時にカニの腹部分が出てしまうことがあります。
これでは何の種類だか解りません。
しかし、これはこれで面白いのでOKです!
石を割った時に化石が雄型と雌型に別れます。
雄型のカニ化石
雌型のカニ化石
カニ : ムカシエンコウガニ
貝化石やカニ化石は写真以外にも多種類が採集されています。
また、産地の近隣には小鹿野町立『おがの化石館』があります。是非、見学をしてみてください。( ただし、学芸員はいないようです。化石を持参しても名前は教えてもらえません!)