印旛沼周辺の化石 その31 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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今日はニッコウガイ科の追加及びにイワホリガイ科をアップします。



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ニッコウガイ科
和名 : シラトリモドキ
学名 : Heteromacoma irus
殻長 : 37mm 殻高 : 28mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 運
特徴 : 殻は卵形で中型。殻質は厚いが膨らみは弱い。後背縁は直線的で後端は尖る。殻表は粗く細かい成長肋によりザラザラになる。
ゴイサギガイに類似しているが、殻表に光沢が一切見られないので容易に判別ができる。

現世種は、北海道南西部以南、潮間帯の小石混じりの砂泥底に生息。

大竹の露頭以外からは産出していない。
保存状態が悪いが、この1個体しか採集できなかった。




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イワホリガイ科
和名 : シオツガイ
学名 : Petricolirus aequistriatus
殻長 : 32mm 殻高 : 17mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字仲村
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 普通
特徴 : 殻は丸みがある長方形で小型。殻質は薄いが膨らみは強い。殻表には細かい放射状の条線がある。

現世種は、房総半島以南の潮間帯の泥岩に穿孔している。

大竹の露頭からも稀に産出する。
上岩橋層からは産出しない。



次回はクチベニガイ科です。

伝令!
明日、Paratodusは幻の産地で『メガロドン産出情報』があったことから緊急出撃をします!
現地で見かけたら声をかけてください。
掛川産出の『ベニグリ』をお土産に差し上げます!