行方不明だった2歳の男の子を発見したボランティアの尾畠春夫さん。
「人の命は重たい。
高齢者だろうが若かろうが関係なく一つの命はその人しか持ってない命だから何かお手伝い出来ないかと思って。
『おじちゃん、ここ』って(その2歳の子が)言った時に本当にもうね...嬉しかった。
小さな命が助かったなと思って。もうそれだけ。
本当に嬉しかった。」
尾畠さんは、以前は魚屋さんを営んでいらっしゃったようですが、残りの人生をお世話になった社会に対して恩返しがしたいという想いから、
現在はボランティア活動を続けていらっしゃるそうです。
本当に頭が下がります。
崇高な魂を持った人とは、こういう方なのだな~とつくづく思いました。
さて。話は変わります。
行方不明の事件があると、協力したくなるのが人の心というものです。
しかし、その親切な心を利用したウソの行方不明ツイートというものが存在します。
数日前位から、小さな女の子の行方不明のツイートが皆さんのところにも来ていたと思います。
私のところにも沢山リツイートで流れてきました。
現在も5万を超え拡散されています。
最初にそのツイートを見たとき、
私も「えっまた小さい子の行方不明??大丈夫かな~」と心配していました。
先ほど書いた2歳の男の子の行方不明事件があったばかりだったためです。
リツイートされた皆様も「協力しよう!」という気持ちからだと思います。
温かな気持ちですよね。
その気持ちって本当に素晴らしいと思います。
ですが・・・その後、この行方不明ツイートに対する考えが変わりました。
というのも実はこのツイート、虚偽の疑いが強いのです。
本当の行方不明ツイートとくらべると沢山の不審な点がみられるからです。
私が不審だと感じた理由は・・・
・この行方不明のニュースが今になっても一切ない。ネットニュースすらなっていない。(警察の行方不明情報にのっていないという情報あり)
・このアカウントはアカウント制御されていて、ツイート主の名前をクリックすると「不審な動きをしているアカウント」との表示がされる
・ツイートした本人から、リプへの返信が一つもない。
・実の父親と名乗る人が出てきた。この方は、「私は本当の父親」と主張している。
決定的なのは、
実の父親と名乗る方の存在です。
彼は下記のようにリプしています。
「うちの子が勝手に晒されてしかも名前も違うし、この女も知らないし、今子供はやっと1歳になるところですし、今現在うちの母親と先週から沖縄の家に遊びに行ってますし、15日にはちゃんと母親の方から写真も来てますし、
全くの嘘の情報なので、そこのところよろしくお願いします。」
「いい加減わかっていただきたいです。
ちゃんと中身を読んで理解した上でリツイートしてるんでしょうか?
あなた方がリツイートした事でとても迷惑しています。
このツイートはデマなのでリツイート解除よろしくお願いします。
子供はちゃんとこちらにいますし、行方不明になどなっておりませんので。」
この父親のツイートは現在2つのツイートしかありませんが、少し前までは昔からずっとツイートをされていたものが表示されていたようです。
(それらは現在はすべて削除されたようです)
何かの目的を持って新規に作られたものでは無さそうです。
その点から、かなり信用性は高いと感じます。
以上の理由から、この行方不明ツイートは虚偽の可能性が高いと私は感じました。
出来れば、この行方不明ツイートをリツイートした方は、コメント欄を読むことをお勧めします。
上記の父親のリプも読めます。
同じような虚偽のデマツイートは今までも沢山あります。
たとえば
・地震があった時にライオンが逃げ出したというツイート
(イタズラ目的だった)
・動物虐待赦せない!といって洗濯機に入れられた動物の写真を、あたかも他人がやったとしてツイート
(結局フォロワーを増やすのが目的だったことが判明)
・補聴器のツイート(つい最近あったツイート。自転車に乗っていたら補聴器をはずせと警察官にひどい注意をうけたとの内容だったが結局アカウント制御された。)
なお、行方不明ツイートは、DVをしていた人間が、ターゲットを探すためにあえて「この人が行方不明になってる。誰か居場所をしらないか?」とツイートすることもあるそうです。
ですから、親切心からリツイートをしようという時には、
その内容が本当に本当に本物なのか?ということを、よく確認してからをお勧めします。
気軽にリツイートすると、あなたの気持ちを利用されてしまうだけでなく、被害者もでる場合があるからです。
リツイートする際は、まずはツイート主の名前をクリックし、アカウント制御になっていないか確認、リプ欄を確認、この2つをすることをおすすめします。
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