1日1組限定の古民家の宿 前編 | 癌の自然療法 みちの挑戦!

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2009年10月に体外受精、初採卵で胚盤胞凍結、翌月移植予定…のはずが、まさかの子宮体ガン宣告に変わり、癌患者になった。
ホルモン療法を経て体外受精再開するも、わずか半年で再発。
手術を断り、自然療法を進める中で気付いた事や、心境の変化などを綴ったブログです。

一日一組限定の宿。『 こころの里 懐

古民家繋がりのご縁から、昨年暮れに偶然見付けて速攻予約。

半年間、楽しみにしていた薬膳料理のお宿に泊まりました。

 

兵庫県養父市の山間奥にある古民家なので、東京から姫路までは新幹線で。姫路駅からはレンタカーで移動。

 

 

 

まず向かうは、書写山円教寺。

ロープウェーに乗って、山頂駅を目指します。

 

 

 

西国二十七番札所 円教寺。

新緑の彩が鮮やか~。目に優しい。

 

 

 

はずき茶屋さんで、その日の午前中に採れた筍ごはんと煮物を頂く。

 

 

 

階段を登ったその先の崖上に、摩尼殿があります。

 

 

 

摩尼殿(観音堂)を中心とした「中谷」

 

 

 

京都の清水寺に似た 摩尼殿。

 

 

 

天禄元年(970)創建。

 

 

 

ご本尊の六臂如意輪観世音菩薩は摩尼殿にお祀りされています。

 

 

 

摩尼殿から見た新緑。そこは深山幽谷の世界。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山道を歩いて、三つの堂を目指します。

 

 

 

 

 

 

更に奥に進むと、常行堂、食堂、大講堂と3棟の建物(重要文化財)がある白砂の広場に出ます。

 

 

 

こちらが大講堂。

 

 

 

 

 

 

室町中期の建物で、大講堂、食堂、常行堂が、コの字型に立ち並んで「三之堂」(みつのどう)を形成している。

 

 

 

食堂から見た大講堂。

 

 

 

兵庫県養父インターを出たら突然、信号機がひとつも無い牧歌的な山里の風景に変わったことに驚きました。見渡す限りの広々とした新緑に包まれ、別世界に舞い降りた気分です。

 

更に山奥へと進みます。山間の一軒宿は、川の最上流に位置する、空気の澄んだ新緑豊かな大自然の中に佇みます。

 

 

 

やっと見付けた~!築150年の3階建て養蚕農家の古民家です。

 

 

 

こちらが正面入り口。

 

 

 

玄関入ったら、お香を焚きしめた良い香りで出迎えてくれます。

 

 

 

養蚕農家は、1階を住まいにし、家の中で牛も飼い、2階・3階で蚕を飼って生計を立てていたので、天井が低いのが特徴のようです。

 

 

 

玄関で、この子もお出迎えしてくれます。

 

 

 

家具にも品格があります。

 

 

 

菊花とマイカイカのお茶と、おからのケーキ。

 

 

 

客室ロビーで頂きました。

 

 

 

洋客室。縁側のガラス戸を空けると、川のせせらぎが流れています。

 

 

 

山々に囲まれた静かな古民家は、川の流れる音、鳥のさえずりが耳に優しく響きます。

 

 

 

童謡の歌詞ですね。

 

 

 

和客室です。

 

 

 

床の間には、綺麗な着物。

 

 

 

夕食と朝食は、この囲炉裏を囲んで、創作薬膳料理を頂きます。

 

 

 

棚に、鹿の角を見付けました。

 

 

 

この雰囲気が、何とも良い感じ。

 

 

 

田舎に帰ったような懐かしい光景に、ほっこり癒されます。

 

 

 

薪を焚いて、早速お風呂の準備をしてくれます。

山から木を切って1年寝かせる。斧で薪の細さに切って、また1年。

水分を充分に乾燥させてから、薪としてくべるまでに、2年の歳月を費やすようです。

 

 

 

その薪が、只今勢いよく燃え上っております。

 

 

 

これだけの薪を確保し、惜しまず投入してくれます。

お風呂が沸くまでに、夏場は30分。冬場は1時間かかるようです。

その手間暇を惜しまず準備して頂いた事を思うと、なんとも贅沢でもったいない気持ちで一杯です。生きてて良かった~!!

 

 

 

人の手間が掛かったお風呂を頂く。

一瞬の事ですが、これまでに渡るご苦労を思うと、並大抵の覚悟では済まされない潔い決断の連続であったことが推測されます。

 

ちなみに、こちらの古民家を購入されるまでに、紆余屈折を経て約20年の歳月が掛かったとお聞きしました。オーナー様ご夫妻の人生を掛けた想いが凝縮されています。

 

 

 

すぐ横には、新緑と八重桜。

 

 

 

お風呂が沸きましたよ~!

2種類の薬草入り〝五右衛門風呂〟です。

右が 『10種の薬草湯』 左が 『生姜湯+ハト麦』

2種類を交互に入る最高の贅沢。

 

 

 

2種類の生薬が肌に効いて、体の芯から温まります。

薪のお風呂は、汗がなかなか引きません。

客室ホールでリラックス!

 

 

 

ロビー・洋客室・和客室・ホールの4部屋が自由に使用できます。

 

 

 

食事の用意が出来ました~。

創作薬膳料理のフルコースです!

左から、うどのレモンバーム和え、手作りこんにゃくの2色田楽、自家製キンカンの食前酒、竹の子の木の芽和え松の実入り、ナツメ入り薬膳生春巻き、わらびと金針菜のお浸し

 

 

 

薬膳鍋 (カレー風味)

 

 

 

あまごのヒマラヤ岩塩炭火塩焼き。

 

 

地酒が良く合う。

 

 

 

 

 

 

手作り桑の葉入りおぼろ豆腐

 

 

 

鹿肉の生薬漬けこみ炭火焼き。

2日前から漬け込んだ鹿肉を炭火であぶって食べる贅沢。

 

 

 

蓮根団子の紅花あんかけ

 

 

 

米油の天ぷら

 

 

 

発芽酵素玄米ご飯と山芋の薬膳だし入りとろろ

自家製漬け物 (写真撮り忘れ)

 

長芋ムースといちごソース

 

 

 

お料理は2日前から仕込み、全て手作りの薬膳料理に心底感動。

こんなに手間と時間を掛けて、愛情込めて造るお料理を通して、真心籠ったおもてなしの神髄というか、極意を学びました。

 

折角なので、2時間かけて美味しいお料理の味を堪能しました。

相手を想う気持ち、料理に込めた決意…なかなか出来ないことだと、

頭が下がる思いで胸が一杯になりました。

 

続く…

 

 

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