先が見えてこない。
もし友達が、俺がゲイであることを知ったら、俺のことをどう思って、どう接してくるのかな。
シカトか?イジメか?
思い返せば中学校、高校とクラスに「ゲイ」って単語(ホモ・オカマといった言葉も含む)がなくなったことは、ただの一度もない。
ゲイの話が出ると、急に体がこわばる。緊張で脈拍が上がる。表情に出ないように必死に顔を作る自分。
いや、もしかしたら隠すのが苦手な俺は、表情に出てるのかもしれない。
友達に「ホモってきもいよね」なんて聞いた時はぐさっとくる。
「きもくない!!!」
そう思いきりクラス中、学校中に響くぐらい叫びたい。って思ったことが何度あったか。
「ゲイはここにいるよ」
たったそれだけの言葉が言えない。
隠せば隠すだけ自分の中に深く潜ってく。
いつかこの底知れない不安に溺れてゆくのかも。
自分は自分なのに、もう一人の自分、ノンケの自分を作ってそれを演じなきゃいけない。
僕は自分以外を演じたくない。
俺は、いつまで我慢すればいいのかな。