★映画「アバター」 |  風に吹かれて~☆

★映画「アバター」

 風に吹かれて~☆

<ストーリー>

惑星パンドラは希少な金属を産する。

人類はその金属を手に入れるためならどんなことでも厭わない

しかし、その星にはナヴィと呼ばれる人類に似た先住民が住んでいた。


人類はナヴィを懐柔するため

人類とナヴィの遺伝子を持つ「アバター」を作り出し

人類の意識をそのアバターへ転送していた。


元海兵隊のジェイクは、戦場での怪我が元で下半身不随となり

車椅子生活を送っていた。

研究者であった彼の双子の兄が突然死亡したため

ジェイクは兄のために作られたアバターを操ることになる。


ある日、アバターの身で森に置き去りにされたジェイクは

オオカミに似たクリーチャーに襲われる。

絶体絶命のジェイクを助けたのは、ナヴィの王女「ネイティリ」だった

人類のスパイとしてもぐりこんだジェイクだったが

ナヴィの考え方に触れるうちに・・・・


<感想>

人間はどうして戦うことを止められないのでしょうね

今までもずっと悲惨な歴史を繰り返してきたのに

「正義」の名の下に、自分たちとは違う考えの人を

受け入れようとはせず、屈服させてきました


まるで、アメリカ大陸に移住してネイティブアメリカンを

追い詰めていったそういう既視感を抱かせます。

そして、見ている観客は自分たちが人類であるにもかかわらず

人類側ではなく ナヴィ側に感情移入していくのです


その古より受け継がれてきた価値観は人類が忘れてしまったもの

そして、それが正しいと分かっていながら見ないふりを

してきたものでした。


いや、熱く語ってしまった(笑


面白かったです

こういう世界観の映画は大好きです


パンドラの生き物がまず面白いです

まるで海の中を地上に置き換えたかのような

カラフルな植物とも動物ともつかぬような生物がたくさん登場します

楽園のような描写もあれば、獰猛なクリーチャーもわんさかと・・・


プテラノドン?のような飛行生物との絆は

ドラゴンとドラゴンライダーのようで、うらやましくもあり・・・

その空飛ぶ描写は本当に高揚感にあふれています。


映像にまず驚くのですが、そのストーリーもよく練られています

ジェイクは ネイティリを次第に愛するようになります

女性を愛したことが原因で人類側からナヴィ側にかわるのでなく

ナヴィの生き方に共感するからだと思います


キャメロン監督といえば、「タイタニック」とすぐに書かれますが

「ターミネーター」「エイリアン2」「ターミネーター2」と

20年くらい前に私がハマった映画の監督兼プロデューサーです

そして、ドラマ「ダークエンジェル」

DVDに、関連本といろいろ集めたんだった(^^;ゞ


エイリアン2でリプリーがクイーンと戦ったロボット型クレーンの

進化バージョンが、今回も登場します

そのリプリーことシガニー・ウィーバーが科学者役で登場し

さすがに時の流れは感じたものの活力あふれる姿に

うれしくなりました。


登場する飛行艇も、ターミネーターをなんとなく思い出させます


歩けなかったジェイクが、アバターを得、

いきなり走り出すシーンでは何だか涙が・・・

終わり頃の祈りのシーンでもじーんとして・・・


そのジェイクを演じているのは、オーストラリア人の

サム・ワーシントンという役者さんです

プロフィールを見ても、T4やジャスティスに出演していたそうですが

覚えていなかった(^^;ゞ

なぁんて失礼なことを書いちゃいました。

調べてみたら、マーカスじゃないの

ジョン・コナーことクリスチャン・ベールよりよほど活躍していた

マーカスだった ごめん、サムよ

T4でも、人間のような人間じゃないような微妙な

役立ったし・・・(笑


ナヴィの王女ネイティリはナヴィとしてしか登場しなかったので

あの青い顔から、人類の顔をいろいろ想像したけれど思い描けませんでした

(アバターと人類の顔は似ています)

帰って調べたら、ゾーイ・サルダナでした。

最近では リメイクされた「スタートレック」のウフーラ(通信士?)で見ました

いちばん最初に彼女に目を留めたのは「センターステージ」というバレエムービーです

この映画お気に入りでDVDを購入し、何度も見たので覚えていたのでした^^


期待を裏切らない出来でした。

なので★4つ半(^-^)

通常版で見てしまったけれど、やはりこの映画は3Dで見るべきだった

もう一回見なくては!!「I see you.」


しかし、最近 アバター多いですね

アメブロでもみなさんがさかんにやっているピグもアバターだし

来年公開のブルース・ウィリス主演の「サロゲート」もアバターだよね

今年見たいちばんのアニメ「サマーウォーズ」もアバターが

大活躍だった・・・


私もそろそろ「アバター」作る?


かわりに嫌なことやってほしい・・・(笑

なんて考えたりすると、今日せっかく見てきた映画「アバター」の

教訓を生かしてないので、そんなことは言いません


自分で生きてこそ!よ!!