MOON -17ページ目
全てを壊して全てを0に戻したら
私は幸せになれるのか
私は私が私を私に
気付けば自分を第一に
傷つかない苦しまないそんな道を探している
逃げ込む場所を求めて
現実は見ないふり
本は後ろから読んで結末を知る事が
できるというのに
人生は後ろから読むことが叶わない
誰かが見ていてくれないと嫌だと
子供のように泣きじゃくる私が
いつも心の中にいて私の決断を鈍らせる
同じ日は来ないというのに
過ぎゆく日々の中で
それに気付けないくらい浅はかだった
金属の擦れる音
不規則な足音
前を行く後ろ姿がやけに鮮明に思い出される
映画のようなハッピーエンドは来なくて
後味の悪い夢を見ているよう
ぬかるんだ道に立っているような不安定さ
自分が傷付くのが怖くて動けない
呼び名を忘れてしまった感情と
グラグラする頭の中
君が頑張れなんて言うから
柄にもなく頑張ってしまったよ
私が自由に
私の言葉として発してるのは
殆どが誰かの受け売りで猿真似で
どこにも私はいなくて
私は自由ではなかった
やりたかったこと、できなくて
それができる誰かを妬んで
でも、その、やりたかったことというのは、
薄らとしか、思い出せなくて
思い出せないくらいの事で
それでも自由にやりたいことをして
笑うその人たちが
羨ましくて涙した
夢を語れば貶されバカにされ
夢を持っては棄て夢を抱いては棄てた
諦める事はとても得意だ
雨の中走り回ることもなくなって
道路の白線からはみだしても
怪獣に襲われる事はなくて
玩具の剣持ってても誰も救えない
鉛筆一つで作り出せた世界は
遥か彼方に消えていった

