空っぽだ
織り成す言葉を失って
想像していた全てをどこかへ置いてきた
失えば手に入ると信じていたのに
失えば更に失った
簡単だ、簡単な選択しかないと
私は小さく笑っていたのに
一体どこが簡単だったのか
目に映るもの全てに否定的だった
唇を噛み締めて。
言えなかった言葉を吐き出す
言葉は行き場を失って宙をさまよう
悲しみは嫌ってほど持っているのに
増え続けて消化されない
パラレルワールドへ逃げ込んでしまおう
きっとそっちは幸せだよと
自分に言い聞かせる
地べたに縫いつけた足を
無理矢理にでも動かそう
知り合いかも、に出てくる人なんて
大抵知らない人
