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眠れなくても朝が来て
小さな液晶には新たな日付が表示される

チクタク…チクタク…
壁に掛かった時計は
わざとらしく時を刻む

さっきまで星を散りばめていた空は
明るさを取り戻す
雲一つ寄せ付けず澄み切っている
少しくらい、曇っていてもいいくらい
晴れ晴れとしていて
とても悲しかった
空の下に黒ずんだ世界が広がっていようと
渦巻く喜怒哀楽など気にしない
からっぽの空に憧れた。

澄み切った状態すら
不快だけれど愛おしい



光に焦がれた蛾が一羽
窓枠でその命をおとしていても
私達は気に止めない
檻の中で誰かが来るのを
待っている小さな命にも
私達はまるで気付かない