3歳ニィちゃんと0歳オトウトの育休中ワーママの育休復帰準備完結編!
復帰後、限られた時間をどこにどう配分するのかブログで色々書いてきたように準備してきました。まだブログにあげていませんが、育休MBAを受講して気づいた制約人材である自分に対する上司の不安は何か、マネジメント側の安全欲求(マズローの欲求五段階説)をどう満たすのか、そんな視点をもとに復帰面談もすみ、あとは復帰の日を迎えるのみ、といったところになってきました。
改めて産後育児狂想曲の一年弱を走馬灯のにように振り返ると、発狂したくなるような大変なことはあげれば数限りなくありました。
復帰後のジェットコースター生活も、永遠に続くわけではないのは分かっているし、そのための準備も少しずつやってきた。それでも、ちょっとしたことで両立が脆くも崩れる綱渡りな毎日であり、仕事よりも何か大切な時間をmissしているのではないかといった心の迷いもも0%にはできません。だから、ポジティブ100%な気持ちで復帰というわけでも実はありません。
それでも、
新しい命の誕生の感動、一日中オムツ替えと授乳だけを繰り返す幽閉の日々、毎度絶賛グズリ中に食べる夕飯も、続かない一人遊びのグズリからのぎゃん泣きで中断されはかどらない事務作業や家事も、オトウトを抱っこして、保育園後にニィちゃんと通った公園も図書館も、電車に乗って一緒に通った習い事までの道も、3人で食べて、お風呂に入り、寝るまでの慌ただしい時間も、セミ時雨の暑い暑い夏、どんぐりを拾いまくった秋、はく息も白い冬を越えて、桜が咲く春をまた迎え、一年前に、お腹にいたオトウトと、まだまだあどけない赤ちゃんの雰囲気を残していたニィちゃんと乗った桜観賞の屋形船に今年も乗り、暴れるオトウトとすっかりニィちゃんらしく語彙も豊富に桜を愛でている横顔を見て、それらのすべての時間がいとおしく思え、家族で年月を重ねることの感慨に浸りました。
加えて、仕事以外の人生の軸と設定した②ライフワークと③ローカルコミュニティの活動も、この産休育休の中で、にわかに動きはじめました!
で、ここからが本題。
この完結編で一番書きたかったのは、そんな時間のための休みをいただけた、そんな一年を過ごしてまた戻れる場所(会社)と面白い仕事がある、そんな一年にするために使った数々のサービスに対する経済的支援があることに、産休育休、育児支援制度、働き方改革を含めたすべての制度とそれを支える人々への心からの感謝です。私が休んでいる間に頑張って働いてくれている人の稼ぎでこの私の生活は成り立っていました。
一年間、私の有意義で濃い時間を支えてくださりありがとうございます!
ニィちゃんの出産、産後育児のときは専業主婦だった私。365日24時間、子供と家事だけが仕事ととなる人生に恐怖を覚えました。子供が大きくなったとき、私はどうなるんだろうという不安、得意でも好きでもない家事が仕事になること、女性だからという、自分ではどうしようもない理由でそうなることの理不尽さや不条理に対する憤り、誰かに経済的に依存するという脅迫にも似た恐怖に私の心は支配されました。そこから解放されたことはとても大きかったです。
また、私が育児で制約を受ける労働時間をカバーしてくれた、これからカバーしてくれることになる仕事の仲間に感謝したいです。
そして、私はこの恩を長い人生の中で、きちんと社会に還元していきたい、と心から思っています
この気持ちをずっと忘れずにいなければ!!!と、ブログに残すことにしました。
奇しくも、この気持ちを代弁するかのような東大学部入学式の上野千鶴子氏の謝辞。
私は特に以下に感銘をうけました。
「あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。~中略~、がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。~以下略~」
ということで最後に、産後育児狂想曲の一年を充実したものにしてくれた&これからもサポートしてくれるファミサポさん、シッターさん、家事代行の方、育休MBAの講師陣、親に妹、親戚、ママ友、友人、知人、夫、子供たちへの心からの感謝で、育休復帰準備シリーズは締めたいと思います!(って育休MBAについてまだ書いてないけど。。。)
