昔は体育の日だった。1964年アベベ選手を見に行くんだと、近所の人たちはみんな出かけて行った。私は元気といえば元気だったが、一応「気管支カタル」というなんとも胡散臭い病名をつけられ学校を休んでいたから、行きたくても行くわけにはいかなかった。マラソンを見て帰ってきた人たちは皆手に紙でできた旗を持っていた。当時朝日新聞の車のところについていた日の出的なマークの赤と白の旗だった。欲しかったーーー