午前中バレーをし、その足で駿台を訪ねる。

生徒も先生も必死で練習に励んでいる。

私も努力して、チームのための笛を吹きたいと改めて思う。

そして

監督との日々がよぎったり

母が亡くなった日のことを思い出したりした。

王子からタクシーに飛び乗ったあの雨の日のこと。

記憶はなぜか飛んでいる。

わかってたはずなのに、
冷静にその連絡を受け止めたはずなのに

よく覚えていない。

審判着のまま、
財布を忘れて
駿台を飛び出したあの日のこと。

もう夕方になってきた。

おうちに帰ろう。