父もほとんど外出をしなくなった。

今日は病院に行こうと声をかけたら

なんとか行ってみよう

と、体を奮い立たせたようだった。


ベッドに寝ているだけの母が

ものすごく体を動かそうとしてもがいていた。
目をしっかり開けて
父を見ていた。

そして
雄たけびのような
搾り出すような
「声」を出した。

すごいな。

母は手の先が冷たく

酸素吸入をしていないと
末端まで空気が回らないらしい。

それだって
手は浮腫み
冷たい

足もかわいそうなくらい
浮腫んでいた。

今
そばについていたいと思いつつも

今までと変わりなく
ある時間になれば
病室を出てくる。

今日
息子が言った
「入院してから今まで
おばあちゃんが気持ちの整理をする時間をくれた」

あぁ おんなじこと考えていたんだね。

母は誰からも愛され

敵がいない

偉大なる母だ

今朝チームの子には
事情を話し

この先の
大会登録
練習試合
審判講習会の
すべてを
託した。

ただ、
自分の
既に決まっている審判については

断りを入れていない。