幼い頃のこと

母と過ごした日々

仕事中に何度も思い出して困った。


母の隣にもぐって
甘えて寝たいな。

自分が幼女に戻っている。

今も病院に行って甘えると、母は私のおでこをさわったり、髪をなでたりする。

昨日ドクターから胃ろうの説明を受けたとき、
胃ろうをして、それから最期をどうするか考えましょうって言ったんだ。


ビックリした。
そうなんだ。
母はどこかで、最期を迎えるんだ。


♪海は広いな大きいな~


入院の1ヵ月ほど前母が突然歌い出した。

私も一緒に歌った。

何回も何回も歌った。

私の中の母との日々

パンドラの箱が開いて
一気に何かが飛び出してきた。

絶対笑って

私らしく

母が母らしく
いい人生の最後を送れること。

家族が家族らしく
明るく母と過ごす日々を作ることを考えよう。

みんなに愛されている。

母には敵がいない。

昔からそんなふうだった。

せつないくらい
たくさん思い出してしまう。


涙が出て
困る。


追伸:
以心伝心というのか
今日病室を訪ねたら
母は手を差し出してきて
ずっと私と
手をつないでいた。

心が重なってる。

最近ではお出かけするとき
必ず手をつないでいた。

いろんなとこ行ったし
いろんなことしたね。

私は母と出かけるたびに
写真を撮るようになっていた。

この入院をする前から

いつかこの日がやってくることを
想像していたのか

どこか行くたびに

「またここに来れるかな」と
思ってばかりいた。

なんとなく

予感というのか

そんなものがあったのかもしれない。