たまたま、本当にたまたま、私はその試合にいなかった。
指導者の講習会があり、監督に相談したところ、そちらに行けばいいと、やれる時にやっておいた方がいいと、出してくれた。

その試合には監督も他の大会があり、ベンチ入りが出来ないとのことだった。

でも、試合当日、監督は体育館に姿を現した。
ベンチには入らなかった。
代わりに他のチームのベンチスタッフを頼んでにわか監督を依頼した。(ありえない。あちらのチームだって、自分とこのベンチスタッフが他のチームベンチにいたらびっくりするだろうし、いい気はしないであろう)

しかも、監督は携帯電話を使いチームに遠隔指示を出していたらしい。
これもありえない。

惨憺たる結果で試合は終わったそうだが、その段階で監督はまだ体育館におり、チームは義理でコメントを求めたらしい。
その後監督からチームにアイスクリームが差し入れられたらしいが、すでにメンバーの気持ちは監督に冷めていたようだ。
もちろんこの日がすべてではなく、前々から監督への不満はチームの中で積もってきていた。

7時~9時半の練習で来るのはだいたい8時すぎ。それもあてにならず2回に1回は来ない。
そして来ても特定のアタッカーを中心に練習が行われ、レシーバーが何かをやらせてもらえることはない。
しかも試合前に「前6人でやれ」とキャプテンを通して指示があった。

ありえない。

そんなこんなで、今監督は干されている。
気付いてもいないようだがw

が、
しかし
私としては何か釈然としない。

監督こそ、もう長いこと、やりたいバレーが出来なくて、それでも惜し気なく、九人制をチームに植え付けようと、根気よく教え続けてくれていたのではないか。

成長しなかったのはチームの方なんじゃないか。
堂々巡りだな。

でも私は監督の手から出されるボールに向かいたい。