七夕ってね、毎年爺ちゃんと婆ちゃんと兄姉弟達と行ってたの。
いつの日か婆ちゃんが行かなくなって、変わりに一人っ子の幼馴染みをお母ちゃんが誘うようになって、私はすごくそれが嫌だった。なんでそんなことするのか理解出来なかった。
ただでさえ家じゃ構ってもらえなくて、弟がいて姉に構ってもらえないのに、姉はその子とずっと手を繋いでて、あたしよりも可愛がってるのを見てすごい嫌だった。ますます家族から疎外されてる気がして、居ないような扱いをされてる気がして、孤独感が増していった。
爺ちゃんと手を繋いでても全然嬉しくなくて、七夕も楽しくなくて、その時取った写真を見ても私の顔はほとんど曇ってる。
だからホントに、七夕ってあんまいい思い出なくてあまり行かないようにはしてた。
その気持ちがね、今でもその時のままで残ってるんだ。泣けるくらいに。
鮮明に、悲しいのと寂しいのと、悔しさと嫌悪。
誰にも寂しさを分かってもらえなくて、我慢ばっかり強いられて、拗ねるなって方が無理だと思う。
そんな過去の自分も、それを知ってる過去関わった人達も嫌い。会いたくない。消したいのそこ全て。
だって、誰にも分かってもらえないんだもん。
『焼きもちやき』『うざい』とか言われるだけで、誰も真剣には受け止めてくれない。
だからホントに、そっからまるごと全部消したい。
今日はその想いを払拭してきたい。あの場に置いてきたい。
だからこそ、思い切り楽しんできたい。から、楽しんでくる。