​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -180ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

こんばんは。
高橋 早苗です。



2009年のインド映画 ボリウッドの代表作
「きっと、うまくいく」3 Idiots









ICE工科大 「人生は競争だ」の世界

学生達は皆、親から エンジニアになることを望まれ
大学の中でも ルールの中で生きてる

ただ1人の青年を除いて。




|| 機械大好き男 ランチョー ||




新入生への手荒い歓迎も拒否
学長にも意見をする男 ランチョーと
二人の男が同室になった



父親には逆らえず 大学に入ったが
写真家を夢見てることを言い出せない ファルハーン



幼い頃は優等生 いまは家族の期待を一身に背負い
神頼みの臆病者になってしまった ラージュー



ランチョーの成績はいつもトップ
それに比べて 二人は
ビリとビリから2番目

ファルハーンもラージューも「おまえは特別」と
ランチョーをグル(導師)呼ばわりし 自分を卑下する




ランチョーは言う
「わかるか?なぜ僕が一番なのか
 機械が好きだから 工学が僕の情熱だからだ」



ファルハーンが秘かに憧れている 写真家の名前を挙げ
「動物に恋してるのに 工学と結婚か」と
おまえの情熱は違うところにある と諭す



ラージューには
「お前がうまくいかないのは臆病だからだ
 お守りの指輪だらけ 指の数より多い
 将来を心配していたら 生きていけない」



そう、ランチョーが見ていたものは
いつでも 今。





|| 親友がくれたもの ||



二人は 枠組みの中でも 自由奔放なランチョーから
自分自身の望みにそって生きる パワーをもらう



それは 自分自身に還ることであり
出来ないことを 認めることでもあった





絶対服従だった父へ「エンジニアにはならない」と告げ
「ずっといい子だった 一度だけワガママを許してくれ」
と懇願するファルハーンの顔は

もう 親の顔色を伺い ビクビクする子どもではない
だけど 父を愛する子どもそのもの





ラージューは 車椅子で面接に臨み
自分の臆病さと過去の失敗を 静かに話す
欠点を受け入れた彼の顔は 静寂に満ちていて
面接官の心を捉えた



それぞれの道を歩き始めた二人
そして ランチョーは姿を消す



彼が繰り返し言った
「優秀ならいい 成功は後からついてくる」

情熱を追いかけろ・・・それは ランチョー自身が体現していたこと。





↑ ラストがよかったなぁ。こんな感じの場所で。




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生まれた時から
エンジニアになることを求められた
ファルハーンとラージュー

奨学金で入ったICE工科大
新入生歓迎の儀式を拒否した男
ランチョー

 
無二の親友は
大学卒業後
姿を消した


 
10年後
『Aal Izz Well(きっと、うまくいく)』が口癖の
男の正体が
明らかになる
 
 
「きっと、うまくいく」3 idiots
 

 

 
|♪|映画ソムリエールのつぶやき





…なげーよ!!!( *゚A゚)www
171分!!
 

 
歌って踊って
お忙しいのはわかりますけどw
こんだけ長くて
面白くなかったら許さないわ!( `Д´)/


 
・・・ええ、文句なしに面白い。
文句が帳消しになる楽しさです。

 
タイトル(邦題)が
少々甘ったるいので
勘違いさせそうなトコありますが
実は色々、深い。




正体わかった時の
本物のランチョー
あれで生きてけるのか?…と逆に不安に感じたけどw

ま、“3バカ”にとっては
どうでもいいことですわね。




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こんにちは。
望みを うつし出す
映画ソムリエール 高橋 早苗です。






2009年のアメリカ映画
「ジュリー&ジュリア」Julie & Julia




1960年代にフランス料理本を出版、TV出演で人気となった
料理研究家と


その料理本と彼女の番組で育った女性が
『Mastering the Art of French Cooking』(フランス料理の極意)全レシピを
365日でつくり、ブログに綴った



ジュリア・チャイルドとジュリー・パウエル
二人の実話を基にした作品です。







||| ジュリー&ジュリア計画? |||



作家になる夢を諦め 派遣OLとして働くジュリー
結婚したばかりで旦那とはラブラブだけど
友人たちと会うと つい皆と比べて落ち込んでしまう…


ブログを始めたのも 友人たちを見返してやりたい
なんて結構 単純な動機で。



実家から持ってきた本は 枕にもなりそうな厚さ
全526のレシピを 365日で再現、ブログにUP


・・・つくれるの?


Mastering the Art of French Cooking, Vol.1
Julia Child Simone Beck Louisette Bertholle
0241956463

↑ジュリアの本
『Mastering the Art of French Cooking』(フランス料理の極意)




||| ブログ人気と 思いがけない知らせ |||




初めは、実家の母親しか見ていない(!)と思われた ジュリーのブログも
徐々にファンがつき始め コメントが書き込まれ
小包で食材や調味料が届いたりするように



やがて ブログランキング1位を獲得
有名出版社にも取り上げられ 取材の電話が殺到する


喜ぶジュリーをよそに
留守電に あるメッセージが



それは、ジュリーのブログに対する
ジュリア・チャイルド本人のコメントが 第三者経由で寄せられたもの。


密かに ジュリア本人と会えることも 期待していたジュリー
「ジュリアに嫌われた」と彼女は塞ぎ込みます




自分で決めて、始めたことなのに。
ジュリーが、フォロワー側に立った瞬間。





||| やり遂げる。それは自身のため |||




この映画、見る人によって、目に留めるところが違うので
(まぁ、それはどれでも当たり前なのですが^^)
反応がすごく別れる映画だなぁ、と感じます。



料理が沢山出てきますが 料理では魅せないし


ジュリーのブログは、写真もなく言葉で綴られます
食べるシーンもちょっとだけ



ジュリアのパリ時代、料理に目覚めてから
レシピ本出版までの話が 語られる けども
フランス料理の素晴らしさを 映像の中で語っている
…わけでもない。




ジュリーは、周囲から
ジュリアのレシピを再現することと、ブログについて
「それ、意味あるの?」と問いかけられます
それに追い打ちをかけるように届く、ジュリアのコメント



塞ぎ込み 止まってしまうブログ更新
それでも彼女は、初志貫徹することで
ジュリアへの想いを全うする
そもそも、ジュリア本人に会うことが目的ではなかった




全526レシピをつくり ブログ更新を終えて
スミソニアン博物館に再現されている
ジュリア・チャイルドのキッチンを見に行くジュリー



周りばかりを見て、ダメな自分に落ち込んで
できるところを見せたくて、ブログ始めて。


やり遂げた彼女には、ジュリアのキッチンも
また違った景色に見えたはず。



彼女の中の、小さな成功ストーリー。




ジュリー&ジュリア (イソラ文庫)
ジュリー パウエル 富永 和子
4151500065

(映画の原作本です)




みんな、成功したくて
誰かを選んで、なぞって、学んでいく


凹んだり、泣いたり、八つ当たりしたり…
それでも やめずに進んでいくと


師と仰ぐ人の、成功ストーリーから
他の誰でもない 自分自身の成功ストーリーへ
変わる瞬間が 必ず来る



そんな、フォロワーがフォロワーじゃなくなった瞬間を
ラストシーンに見た、映画ソムリエールです。





(映画には、目玉焼きなんか出てこないけれど。
 端っこでつながってる、ジュリーとジュリアみたい^^)




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50年前
アメリカで出版されたフランス料理のレシピ本
『Mastering the Art of French Cooking』
(フランス料理の極意)

 
 
食べることが大好き
夫の転勤で暮らしたパリ時代
ル・コルドン・ブルーで学び
魅せられた
フランス料理524のレシピをまとめた

 
後に
アメリカで
3つのクッキング・ショーに出演
「アメリカの料理の母」と言われた
ジュリア・チャイルド

 
 
その料理本
全レシピを
365日で再現し
ブログに綴った
OLのジュリー
 




「ジュリー&ジュリア」 






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ちょっと不思議な映画。
『ボナペティ!』と
数々の料理が登場しながらも
料理がメインじゃないといふ


 
年代の違う
二人の人生が
代わる代わる映し出されます


 
交差する瞬間が
現れそうで
消えていく。

そこに残るのは
フォロワーの気持ち
 

 
人生
誰を見て
追いかけるか。






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こんばんは。
望みを うつし出す
映画ソムリエール 高橋 早苗です。





今年公開された「クロワッサンで朝食を」Une Estonienne à Paris
に出演、老いてなお圧倒的な存在感を魅せた女優、ジャンヌ・モロー



彼女の、若き日の作品です
「突然炎のごとく」Jules et Jim
1962年、トリュフォーの長編3作目。



突然炎のごとく [DVD]
B00005FPTC



文学好きな青年、ジュールとジム
無二の親友である二人と、もう1人の男の間を渡り歩くのが、
ジャンヌ・モロー演じるカトリーヌ



彼女自らハンドルを握り、
手に入れられぬ、とわかった男を道連れに
壊れた橋から転落して行くシーンは
後に数多くの映画やドラマで使い古されましたね。



・・・と、こうストーリーを語ってしまうと
こと恋愛において、実はメンドクサイ女、みたいな扱いに
なってしまうので、これ以上は追いかけませんが。




ビジネス脳的に取り上げたいのは
公開当時話題になったという、カトリーヌの自由奔放さ。
(監督であるトリュフォーは、映画のそこだけ取り上げられるのが
 不本意だったそうですが^^;)




観ればわかります
もう、男どもが霞むくらいに
ジャンヌ・モロー、一人勝ち!みたいな存在感。



これくらい突き抜けると
爽快、といってもいいくらい。




同時代を生きたブリジット・バルドーは、
「女には二種類あると思うの。
 女の弱点をすべて持ち合わせた女らしい女と、自由で自然で男みたいな性格の女。
 私もジャンヌも後のほうのタイプよ」
と、ジャンヌ・モローを称したそうです




おそらく、彼女を見てイライラする人がいたら
たくさんの「べき」とか「ねば」とかを抱えてる人じゃないかしら。



彼女の自由奔放さは
ただ、好き勝手してるというよりは、
女であることを
その刹那、刹那で、とことん味わいきっていたのではないかと
映画ソムリエールは、そう感じるのです。



そして、死に際も
自分で決める。というね^^




「これが私」
そう言える女(ひと)は、幸せで、美しい。






↑こちらも貼っておきます。
このファッション。やられる~^^



映画では
カトリーヌが男装して街を歩き、ジュールとジムの目の前で
通りすがりの男に、煙草の火を貸す。
全力疾走する彼女の姿が、なによりも「これが私」を体現している
いいシーンです
(この動画は静止画なので、くわしくは映画観てね♪)





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