まるごと見留める、受け入れる ー「イン・ハー・シューズ In Her Shoes」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

無職 所持金ゼロ

継母から厄介者扱い

なんでも男に奢らせ「くすねる」のも得意

ルックスの良さだけで 生きる妹


そんな彼女に 辟易しても

「妹だから」と世話を焼く

弁護士の仕事三昧な姉




だけど

妹が 姉の恋人を寝取った時


姉は 恋人を避けるように 仕事を離れ

妹は 音信不通になる


☆☆☆☆★




・・・最初は

妹の奔放さにピンと来ず。

何で姉貴は こいつを甘やかしてんだ?とw




行くあてない妹が 偶然見つける

自分宛てのバースデーカード

差出人は 祖父母

住所は 老人ホーム


(写真はイメージです)




・・・20年ぶりの再会に

祖母と孫はギクシャクしたまま


金をせしめるために来たのだろうと

周りが心配する通りになり

祖母は取引を提案

妹は ホームで働き始める




★★★★☆


視力をなくした入居者に

本を読んでとせがまれ


「言葉の声を聴いて」のアドバイスを受けて

A+をもらう




祖母の手助けを得て

自分の居場所を 見いだしてくマギーの

嬉しそうな顔!


読書障害というコンプレックスを受け入れる

それは自分を丸ごと受け入れること


☆☆☆☆★




その頃、姉は

元同僚に心を開く


「仕事を愛してたろ?」と聞かれ

「愛してたからじゃない 自分が不安だったのよ」

と答える


仕事が私の生きる支えで

仕事を失ったら

私は崩れてしまうという思い込み


「でも、大丈夫だった」

それは、忙しい毎日から離れたからこそ

わかったこと




妹みたいに綺麗じゃない

頑張らないと認めてもらえない不安を抱えるローズは


弁護士事務所にカンヅメ

恋愛小説の元カレから離れて

最愛の人と出逢う


やがて婚約

知らせたいのに 妹の所在がわからない

何より

彼が 奔放な妹を嫌うのを

恐れていた


☆☆☆☆★




姉の元へ

祖母からの手紙が届き

3人は顔を揃えることに


祖母と姉妹の

バラバラだった記憶が

ひとつになる


母親の死が 事故ではなかったこと

その後 姉妹の前から 祖父母が消えた理由・・・




★★★★☆


姉妹は

自身をまるごと受け入れると

それぞれに

与え始める




マギーは

結婚する息子に「綺麗な服で来い」と言われたと

途方に暮れるおばあちゃんに

センスを活かして服を選んであげる


それは口コミを呼び

ホーム入居者のショッピング相談にのることに


できない「計算」は

できる祖母に任せて

ココ重要。頑張らないトコ決めてる)




ローズは

妹の置き土産をきっかけに

フリーでペットの散歩屋を始める

宣伝はペットホテルに任せて


そして

ボーイフレンドの「特別」になる




・・・タイトルほど「靴」がからんでない?と感じるのは

この姉妹が

どんどん可愛らしく 美しく

本来の姿に変わっていくから



靴は すっかり脇役引き立て役

(本来そうなのだけどね)


姉が自分を慰める為にコレクションしていた靴にゃ

出番はないのよ^_^




・・・兄弟姉妹の

下の子は


生まれてからこっち

何かと助けられてきたことを

無意識下でも 意識下でも 知ってる


だから 自身の問題がクリアされた時

兄姉や家族を 全力でバックアップできるのよ♪




結婚するローズは

妹マギーから最高のプレゼントを受け取ります

それはマギー自身にとっても

最高のプレゼント。


どんなプレゼントかは、映画を観てね♪




姉妹の
美しくなる過程は
ただまるごと、自身を受け入れること。


☆☆☆☆★


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★★★★☆




SCREEN(私設)研究所

高橋 早苗



♬プロフィール

映画音楽好きな母と、TVで観たヒッチコックをきっかけに、映画の面白さに目覚める。新作よりも古い映画に興味を持ち、観た映画は1,123本。

現在は、潜在数秘術をベースに、選ぶ映画と心の関係を詠み解いている。




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「観る」ことは「決める」こと。 わたしのSCREENを選ぶこと。

https://profile.ameba.jp/ameba/parallel13




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