主役は物語を背負う。ー 「旅するダンボール From All Corners」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

【アップサイクル】

サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。

アップサイクル | 現代美術用語辞典ver.2.0 - Artscape




公式サイト

http://carton-movie.com/sp/





「ガラクタはたからもの」とのコピーが添えられているが、ピンと来ず。

私の中では、無印のダンボール家具など使ってたこともあり、ダンボール=ガラクタの図式はなく。

ただ、使い終われば確かに資源ゴミに出しちゃうんだよなぁ。だから、なるべく通販使いたくない気持ちもあったりする。←ま、それしかなければ使うけどw

で、なーんか気になっちゃったので観に来た。




のっけから英語のナレーション。そして日本語字幕。

ん?外国映画じゃないぞ?

…そか、はなからみんなに見せる為なのか。区別ないね~。




そう、区別がない。

ダンボール=ゴミの概念は全くなし。


でもってこの、ヒゲ男のダンボール愛と熱が凄い。

これ使える♪からダンボール、ではなく、ダンボールが持つストーリーを追っかけてる。

↑新品じゃ違う言うてるしw




老婆心満載で言うなら、

何?競争率100倍の超難関を突破し入社した会社を、そのダンボール愛ゆえに辞めるの?いいの???てなもんだが


・・・いいんです。

得意先へ出向くタイミングで、大事なダンボール見つけた♪って、抱えていこうとする人ですもんね。

何?このヒト変態?


・・・そんなことこっちが思う間も、ひたすらダンボールを語るヒゲ男。

そして、彼が目に留めた逸品は、芽が出たじゃがいもと共に放置された、薄黄緑色のダンボールだった。



↓画像、お借りしましたm(_ _)m

carton

http://carton-f.com/movie




誰も目に留めないですよね~、なんて言ってるけど、おおっと選ぶのはそれか!見覚えありますわ、それ!…遥か昔、スーパーでバイトしてた時めっちゃ見てたw

その時も、空になれば捨てる前提。たたむと砂だらけになり、指先はささくれ立つ。意外と力も必要で。そんな私の、Potatoダンボール物語。

(Potatoのスペルもこれで覚えたねw)




彼が熱を持って追っかけてるダンボールは、まさにそんな思い出付き。

(↑彼、深読み名人?確かに、劇場に飾られた小綺麗なグリーンの箱は、それっぽく見えない^_^)




擦ったり凹んだり。濡れたり破れたり書き込まれたり。そんな物語を背負ったダンボールに愛情注いでるわけだ。


しかも、心射止められたダンボールの出自を追って、そこに描かれたロゴデザインの作者を追っかけてく。




旅の最終地点、片田舎の日本家屋

茶の間の、大きな座卓の上にデンと置かれたPotatoダンボール見たら

「こいつ、主役や・・・」

もう、呟くしかないじゃない!


定年退職したおとーちゃんも、そりゃうるうる来るわな!

おかーちゃんも泣いちゃうよね!こっちも泣くわ!

・・・まさか、ダンボールに泣かされるなんて。




タイトルロールに現れた「From All Corners」の文字に?となってたけど

そりゃそうだ、はなから観てるトコ違うんだもの~

いやー、新年早々、なんか良いもん観ちゃったな。とりあえず、年始休館開けの国立新美術館へ、ダンボール財布見に行くか。




国立新美術館 ミュージアムショップ

スーベニアフロムトーキョー

https://www.souvenirfromtokyo.jp/





↓ダンボール財布はこちらから

carton official

http://carton-f.com/


↑ダンボールだから使い捨てと思いきや、リペアもするんですって!





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マイ荷物をぜーんぶ倉庫に放り込み、毎日一つずつ選ぶ。

これも一つの(脳内)アップサイクル?


◎1日1個、1年間ー「365日のシンプルライフ」

https://ameblo.jp/parallel13/entry-11948362992.html


ダンボールコレクションと
ナマ島津冬樹さんはこちらから
物語はつづくよダンボールにのって♪「段ボールミュージアム at 3331」