情熱という名の狂気、罪悪感という名のマスタード ー 「紅の豚」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

ジブリ作品は

私的クライマックスがくると

書きましたが




人間が好き。ジブリがいっぱい。おなかがいっぱい

https://ameblo.jp/parallel13/entry-12121180312.html




その私的クライマックスから眺めて観ると「紅の豚」は

情熱の映画

そこには罪悪感がセットになってます^_^



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大破した愛機をミラノで甦らせ アドリア海に戻ってきた

ポルコとピッコロ社の設計主任フィオ




アジトで待ち伏せ 地上でケリをつけようとする空賊共に

フィオは「飛行艇乗りとは何ぞや」を語り

カーチスとポルコ、一騎討ちの決闘に持ち込みます




彼女の仕事に対する情熱と 飛行艇乗りへの愛情

そして“アドリア海のエース”マルコ・パゴット大尉(ポルコの実名)への尊敬の念溢れる告白で。


自分自身と

ポルコの飛行挺のローンを 掛け札にするのですね




その告白は フィオ本人も 後から

「本当はとっても怖かったの」とガクガク震えるほど

実は恐いこと、だったりして


情熱、というより狂気に近いね^_^





一方、ポルコが 繰り返し口にする

「いい奴は死んだ奴らさ」




彼が戦争で死んでいった友を思い 口にするこの言葉

格好良さげではあるけれど もれなく罪悪感付きです^_^




いい年したおっさんが

「昔はよかった」と語るのは まぁ当然ですが

彼は死んだ友を上に 自身を下に観てる




・・・この言葉を聞くにつけ

彼が豚の姿から戻らないのは

自身のネガティブ思考のマックス超え(?)した姿に見えてきます。




飛行艇のことなら 空飛ぶことになら

マジにも必死にも欲深にもなれるのにね^_^

(それが、私的クライマックス♪狂気のテスト本番飛行ですよ^_^

その、リスクも命も 何にも顧みない飛び込みっぷりたるや 狂気としか呼べません

薄っぺらい情熱なんかじゃ太刀打ちできないはず(´∀`*)




なのに。そんだけ熱くなれるのに。

「いい奴は死んだ奴らさ」

と仲間たちを持ち上げる様は


まるで 飲食店でランチの後に

 「(会計は)私が」「いや、私が」と

譲って譲らないオバちゃん達に見えてくるの(゚ω゚)

いやポルコはオジちゃんだけどね)






罪悪感てヤツは

ヒトが 生きてきた証みたいなもの


全くないんじゃ 大人としちゃ味気ない

ただ、あり過ぎても

マスタード効きすぎの ホットドックみたいなもんで


…鼻ツーンとするだけ!

…味わからん!

…不味い!





・・・だけです(´∀`*)








だからね。

相手や周りへの賞賛は ほどほどに。

自分を下にみるのもほどほどに。



だって、同じく空を飛べるのですから(´∀`*)





それも、数の仕合わせ。



★★★☆☆



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