大人のラブストーリーは
ごく普通、なんてないのよね^_^
「愛を描く人 モード・ルイス MAUDIE」
(あらすじ)
カナダ東部のノバスコシア州。小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット。モードは束縛の厳しい叔母から逃れるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす家のドアをノックした。
↑公式サイトより
「俺は“みんな”が嫌いだ」
というエベレット
つまり 皆と一緒
世の中の常識だとか 世間体とか
そんなものとは 無縁で
ひとり 暮らしてきた男
一方のモードは
リュウマチを患い 人と違うことが 当たり前で 生きてきた女
ただし、親族からは
どちらかといえば疎まれていて
叔母は何かと干渉をする
その不自由さから 抜け出したいが為に
エベレットの 家政婦の募集に 反応したのですね
思い切るなぁ。と感じたけど
叔母から
「男の慰みものになったと 噂よ」
と、言い捨てられて
鼻で笑うところが 凄い!
「上等よ」って。
(↑つ、つぇぇ(@_@))
…そんな彼女ですから
エベレットが結婚を決意し
タイを締め 正装した姿を見た時も ひと言
「素敵よ」
…このひと言に モードの想いが詰まってる!
ぶるブル震えたわ♪
…フツー逆やろ。
あんたが 花嫁さんに
「綺麗だ」と声かけなアカンでしょ!エベレットくん!
↑ここだけなぜか関西風w
ま、“みんな”が嫌いな男に 求めても無理かね~w
まるでさぁ
男が オンナに 一人前の男にしてもらう話 みたいじゃないか!
リヤカー押して歩く 家までの道は ウェディングロードかい?
いち早く 彼女の才能を見留めた女が モードに聞く
「何が あなたを駆り立てているの?」
答える彼女
「私は 多くを望まない
旅行もしないから 記憶を頼りに描くの」
・・・見てるこっちは
あれが足りない これが足りないと
勝手に感じて 勝手に判断してしまうんだけど
「記憶を頼りに描くの」
このひと言を聞いた時
・・・この人の中には 何一つ欠けることなく
すべてが揃っているんだと そう感じて
とっても 嬉しくなった
あとに続く言葉が
ラストにも 語られる
エベレットの家で 偶然、ペンキ缶を見つけた時の
ペンキの付いた指を 傍らに滑らせた時の
モードの表情
いつも いつも 観ていた
「輝きそのもの」だったのね。
《いのちの輝きが
1つのフレームに そこにあるの》
公式サイトにある
彼女のオリジナル作を ぜひ見てね。
映画の邦題の甘ったるさとは 裏腹に
使い古された それとは違う“可愛らしさ”があるから。
|☆|高橋 早苗Facebook
