2003年公開の映画
「LIFE! The Secret Life of Walter Mitty」
一言で言うと
「妄想が身を助ける」映画ですね
映画を観る私たちにとって
選ぶ映画のスクリーンと
自身の現実スクリーンには
真逆の 分離した事象が現れることがよくあります
この映画は
主人公の 妄想世界と
自身の 現実世界とが
見事に真逆です
それが 主人公の冒険を通して
1つになっていく
いい映画です^_^
★★★☆☆
長年「LIFE」誌に携わり
ネガフィルムの管理をしてきた ウォルター
気になっている 同僚のシェリルに 声もかけられず
老いた母と、好きに生きてる妹の身を案じながら
自宅と会社を往復する毎日
42歳の誕生日 を迎えたその日
会社は買収され Webマガジンに移行
再編の為に 新しい上司がやってくる
誌を代表するカメラマン・ショーンから
贈りものを受け取る
最終号の表紙にと 指定された 25番ネガ
だけど その25番だけがない!
ショーンは つかまらない
上司は ネガを出せという
25番は 一体どこに?
気がつくと ウォルターは
会社を飛び出し グリーンランド行きの便に 乗っていた…
★★★☆☆
いつの間にか 始まっちゃってる
彼の 妄想っぷりが 素晴らしい
その中では 何でも言えて 何でもできる♪
ジェイソン・ボーンあり 山男あり
スパイダーマンあり ベンジャミン・バトンあり
…つまり何でもアリ!(´∀`*)
妄想世界の
弱きを助け 強きを挫く 勇猛果敢な男も
現実世界の
誰の目にも 留まらない 平凡な男も
どちらも同じウォルター・ミティ
ですが どちらの彼も
ものすんごく(笑)コントロール、しています。
妄想で 目の前を観ない というコントロール
妄想を離れたら 今度は
必要最低限のことしかしない というコントロール
ずーっと 手綱を握ってるんですね。
ずっと 平行線を辿っていた
妄想世界と 現実世界は
25番ネガを 見つけるため ショーンを探し出す
という冒険(アクション)で クロスしていきます
そしてこれ、冒険という名の
つまりは寄り道なのですよ
(だってネガは 初めから
贈り物として 届けられてるんだもの〜)
どんだけ 受け取り下手なんだい ウォルター君。というハナシね(´∀`*)
ネガがないことがバレて クビを切られて。そこからが 本当の冒険なのよね♪
言われるままに 飛び込むことも 走り抜くことも なくなってからがね(´∀`*)
想定外 予想外を ヒトは嫌がるけど
妄想世界が 何でもアリなら
現実世界も 何でもアリじゃなくっちゃね♪そこに コントロールはいらないの。
それも、数の仕合わせ。
★★★☆☆
《かずの葉の庭》主宰
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