マサコさんのトランク ー 「かもめ食堂」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

「かもめ食堂」を

例のごとく繰り返し観ています^_^

 

 

 

フィンランド・ヘルシンキが舞台

ここにやってきた3人の女がいます

 

 

おにぎりがメインメニューの

「かもめ食堂」

という名の店を開いたサチエさん

 

 

地図を指差し

フィンランドへやって来たという

ミドリさん

 

 

長きに渡る両親の介護を終えて

憧れていた国フィンランドへやって来た

マサコさん

 

 

 

ロストバゲージにあい

荷物のないマサコさんは

父親の介護中に見たエアギター選手権でフィンランドを知り

目的もなくやって来た人

 

20年の足かせが取れた」と言いつつも

のんびりできないマサコさんは

この国の人はどうしてこんなに

ゆったりのんびりしてるのかしら

と不思議がる

 

地元の青年トンミが言います

「森があります」

 

 

マサコさんは自分も、と森へ向かう

喜び勇んでキノコ狩り

だけど帰ってきた時は手ぶら

「たくさん取ったんですけど

落としたみたいで」

と不思議なことを言ってます(p_-)

 

 

 

そして、荷物が見つかったと

かもめ食堂を後にしたマサコさんは

受け取ったトランクを開ける

 

そこには金色に光り輝く

森のキノコがいっぱい

 
そしてマサコさんは
変なおじさんからネコを預かったと
かもめ食堂へ戻ってきました
 
 
 
 
…公開当時に観た時は
このマサコさんのエピソードをすっかりすっ飛ばしていました
分からなすぎてw(´∀`*)
 
 
 
 
今ならわかる
あの大きなトランクは
マサコさんの過去
実はもうマサコさんにとってはいらないものの象徴

 

その証拠に
ロストバゲージに合って
サチエさんから
「困りましたね
大事なものも入ってるでしょうに」
と心配されているものの
 
はて、大事なもの
入っていたかしら…?と独りごちています
もう消化して忘れかけてる過去といってもいいかも
 
 
 

トランクごと失くして

追いかけるけれど

見つけた時にはもう

いらないものだらけになっている

 

だから手元に戻ってきた時のトランクの中は
光り輝くキノコー新しい土地でみつけたものでいっぱいなわけね
 
 
 
「のんびりするって難しい」
と呟いていたマサコさん
港を歩いてるおじさんからネコを預けられます
これも象徴的ですね
 
 
 
彼女
ネコと
どんな毎日を送るのかしら
その時にトランクの中身には出番があるのかな( ͡° ͜ʖ ͡°)
 
 
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写真はスズメ^_^
 
 

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