もう怒っていいよー許したものしか現さない | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

ある映画の
オーディオコメンタリーを聴きました。




こんにちは。
高橋早苗です。



オーディオコメンタリーというのは
その映画の監督や出演者、制作スタッフらが
映画本編の映像に合わせて、それぞれに制作秘話や裏話などを語っていく、音声解説です。



ワンシーンごと丁寧に解説しているものもあれば
スタッフやキャストが同窓会チックに語り合っているのもあり
好き好きではあるけれども、なかなか興味深い話をしてくれるもので
本編を十分楽しんだ後の別腹みたいな美味しさがあります。



今回聴いたのは、主要キャストのコメンタリー音声。

あるシーンに差し掛かった時、勢いよく話し始めたあるキャストがいました。
そのシーンの撮影中にアクシデントがあり、それがきっかけで彼は、怒りを爆発させて現場を立ち去ったそうです。
その、撮影が一時中断となった話を、彼は周りが口を挟んでも
「言わせて!」と話し続けました。
共演者の一人に伝えたかったようでした。



『あの日、僕は監督と呼吸が合わずにイライラしていた。
あの時(アクシデントが起こった時)、僕は自分に
「もう怒っていいよ」と許可を出したんだ。
僕は君に怒ってたんじゃない、
僕は僕自身に怒ってたんだよ』

…これを聞いた時、怒りの説明として



なんて分かりやすいんだ!



と感じました。



そう、人は
<自分に許したもの>



しか外に出さない、現さない、表現しないんですよね^_^
さすが、役者さんは演じることが表現であり仕事なだけに
ご自身の感情にも敏感^_^




あなたが泣く時も、笑う時もそう。
怖がるのも、嫉妬するのも
「もう、それ表に出していいよ」
と自分に許して初めて、泣く。笑う。怖がる。嫌悪しふくれっ面したり
嫌味を口走ったり、する。



感じるものを
表に出した時、
「あゝ私は自分にこれを許したのか」
と見つめられたら、素敵ですね。

感じられるものを感じる、第一歩です。






私が感情の話をする理由







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