泣けない女と、怒れない女ー「ホリデイ」2 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

心が動かなければ、それは
<あなたにとって必要な映画>じゃない





こんにちは
高橋 早苗です






二人の女性が
2週間の休暇を、お互いの家を交換して
新しい恋に出会う「ホリデイ」



新しい恋は
…忘れていた感情に出会うことでもありますね。






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ロンドンの新聞社でコラムを担当する
若手記者アイリスは
同僚でもあるボーイフレンドの婚約がショック



涙が止まらないくせに
彼が、都合のいい時だけ自分に言い寄ってくることに
気づいていながら、その関係を止められない






一方、ロスで映画の予告制作会社を経営するアマンダは
恋人の浮気を許せず、彼を家から追い出す
怒りはぶつけられるが、泣きたくても涙が出ない



二人とも、自分が不当に扱われることに

アイリスは怒りを
アマンダは悲しみを

表すことができないでいる






アマンダが、自宅交換サイトに登録されたアイリスの家を見つけたことから
二人はイギリスとL.A・・・お互いの家を交換して
2週間の休暇を過ごすことに。







↓↓↓前回の続きはここから。





☆泣けない女ーアマンダの場合





浮気男を無事、家から追い出したアマンダ
彼はこう愚痴っていました
「君は、別れ際に涙ひとつ見せない」
…泣かない君は、すぐに怒って関係を終わらせる、と。






泣けない、というのは
究極の怖がりでもあるのですね
怒れない、もそう。



泣けない理由を、彼女は「子どもの頃に両親が離婚して…」と打ち明けてましたがおいおい、
今いくつなんやお嬢さん!

…何でも引きずって歩くのが悲しみというものね^_^




アマンダは、すべてを「○○ということ」と割り切ろうとする
泣けないことも、割り切ろうとする。
人を好きになることこそ、割り切れるものではないのにね。


そして、好きになった相手は
交換した、ロンドン郊外のアイリスの家に、飲んで妹を尋ねてきた兄ー「僕は泣き虫だ」と公言してはばからないグレアム。



彼も怖がり。
死別した妻との間に、二人の娘がいることを隠しています。
新しい恋が、娘たちとの生活を壊してしまうことを怖れるあまりに、独身を装うのです











心惹かれて、身体を許しても
怖れる気持ちが未來を閉ざす
アマンダは「この2週間は完璧だった」と
<思うことにする>
のです


なんて強引なんだろう。
ただ当人には、それが当たり前なのですね。長いことそうしてきたから。



ひと時の恋で<終わらせよう>とするアマンダ
別れた後に、あんなに流せなかった涙を流します


いとしい人と離れた寂しさ…
こんな不自由な恋しかできない自分に
「悲しい」と涙を流せた彼女は
もう一度、彼のもとへ走ります

泣いても、大丈夫だと
思い出したから。




怒っても、大丈夫
泣いても、大丈夫
いとしい未來へ、飛び込んでも
大丈夫(´∀`)








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