<あなたにとって必要な映画>じゃない
こんばんは。
高橋 早苗です
二人の女性が
2週間の休暇を、お互いの家を交換して
新しい恋に出会う「ホリデイ」
新しい恋は
…忘れていた感情に出会うことでもありますね。
ホリデイ [DVD]/キャメロン・ディアス,ナンシー・メイヤーズ,ケイト・ウィンスレット

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ロンドンの新聞社でコラムを担当する
若手記者アイリスは
同僚でもあるボーイフレンドの婚約がショック
涙が止まらないくせに
彼が、都合のいい時だけ自分に言い寄ってくることに
気づいていながら、その関係を止められない
一方、ロスで映画の予告制作会社を経営するアマンダは
恋人の浮気を許せず、彼を家から追い出す
怒りはぶつけられるが、泣きたくても涙が出ない
二人とも、自分が不当に扱われることに
アイリスは怒りを
アマンダは悲しみを
表すことができないでいる
アマンダが、自宅交換サイトに登録されたアイリスの家を見つけたことから
二人はイギリスとL.A・・・お互いの家を交換して
2週間の休暇を過ごすことに。
☆怒れない女ーアイリスの場合
アイリスは、ふとしたことから
歩行器で歩く“ご近所さん”を助ける
彼は90歳を越える元ハリウッドの脚本家アーサー
彼は、アイリスの傷心を見るとこう諭す
「君は主演女優だ。
なのに、その親友役を演じてる。なぜ?」
そんな言葉に感激しても、休暇先まで(自分だけの都合で)尋ねてきたボーイフレンドには
また、心を許しそうになります
…愛しの君は、若い女との婚約を未だ、破棄してもいないのに!
・・・さて、怒れない女と書きましたが
彼女が怒るシーンがあります
電話で様子を聞いてきた兄、グレアムと
キャッチで入ったアマンダからの電話
二人の様子から、アイリスは察知します。好い仲だとね^_^
「男がいない条件で家を貸したのに!」…そこに酔っ払ってのこのこやって来た挙句寝たのね!(*`へ´*)ってな具合…兄に言ったつもりがアマンダに聞かれてしまうという、笑えるシーンですが^_^
悲しみを常に引き連れて歩き
自分自身を蔑ろにしている女でも
「怒れない」訳じやない
むしろ、信頼関係のある仲では上手に怒ってる
怒ってもいい場面で
怒ることを忘れている
だけなんです
3年の片思いの間に
「上手くいかないのは私のせい」
が彼女の中に染み込んでしまったから。
上手くいってない時に
「わたし、これ嫌なんだけど」の一言が言えない
それを変えたのは、人生の先輩アーサーとの対話と
留守を尋ねてきたアマンダの同僚マイルズ
…マイルズも、惚れた女に裏切られるという痛手を負った、いわば似た者同士。
アイリスの傷心を知ると「僕がついてる」と励ましてくれるいい奴^_^
彼の、少し風変わりな振る舞いも、真面目なアイリスには効きましたね
彼女はやっと、自分を傷つけたボーイフレンドに怒りをぶつけ、報われない恋をその手で終わらせます
悲しみでくるんで、自分の中に大切にしまい込んだ“怒り”を
気がすむまで眠り
心趣くままに歩き、新しい関係を受け入れて
友人たちと笑い合うことで
オープンにしていったのですね^_^
悲しみを悲しみのまま持ち続けずに
十分に悲しんだら、そこに隠れてた怒りを吐き出す
…やな奴を追い出した後の、彼女の嬉しそうな顔ったら!
人生をこの手に取り戻した女の、もう大丈夫。という
安心感溢れる笑顔。これこそ自信ですね
怒れない女は
自分が怒った後には世界のすべてが崩壊する、くらいに怖がってるんです
怒ってみたら、「大丈夫だった」
泣いても、大丈夫
怒っても、大丈夫
怒った後にも笑える、わたし大丈夫(´∀`)
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