…静かに 心騒がせられるようなピアノ
私にとって サティはそんな人。
こんにちは。
高橋 早苗です
週末は 渋谷Bunkamuraで開催中の
「エリック・サティとその時代展」へ
サティといえば 有名な「三つのジムノぺディ」
映画ソムリエールの、サティへの入り口もこれでした。
映画「マン・オン・ワイヤー」では
フィリップ・プティが成し遂げた
ツインタワーの綱渡りの場面で使われていましたね。
地上110mの空中散歩
他の誰もなし得ない 誰ひとり近づけない 鉄のワイヤーの上
静謐な時間に流れるジムノぺディは
心落ち着くようでいて どこか心騒がせられるような
なんとも言えず不思議な ピアノの音です
静かに 心騒がせられる 何か揺さぶられる
私にとってサティはそんな人。
展示は「ジムノぺディ」からはじまり
サティと、彼をとりまく表現者達の軌跡を追っていきます
19世紀の終わりに生まれ、20世紀初頭のパリに生きたサティの作品たちは
それまでにない 彼だけの表現に溢れている
ギャラリーは 静かでいながら
音と、絵と、言葉とが
自由に飛び交う遊び場みたいな空間に見えました
サティ本人は、少し神経質そうで
眉間に皺のひとつも寄っているように見えるけど( *´艸)
きっと あらゆる感情に素直で 敏感でいて
それこそが人間だと確信していて
ただ美しいだけじゃ物足りなくて。
彼の独特さは 彼自身が見つめるものすべてに
彼のフィルターを通した時に感じたのだろう違和感の、結晶のように思います。
違和感、というと
良くないもののように感じられるかもしれませんが
それこそが人を人たらしめるもの。
サティが生まれ持った数字は
7-7-9-7-5
敏感に感じとった たくさんの想いを
時に 人と人をつなぎ結びつける 音楽に昇華していったのですね(´∀`)

モンマルトルの酒場でピアノを弾きながら
とーっても冷静に 集うひとたちを眺めていたのだろうな。
「風変わり」といわれる 彼の作品たちは
ヒトの生きた営み そのもの
惹きつけられた誰もが 持っているものだと感じます。
|☆|Facebookでも日々感じること、書いてます
お友達申請はメッセージくださいな( ´∀`)