後に遺すもの ー「最高の人生の見つけかた」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。



こんにちは。
高橋 早苗です。




「最高の人生の見つけかた」について
もう少し書きますね。



↓前回の記事はこちら
http://ameblo.jp/parallel13/entry-12021272266.html





最高の人生の見つけ方 [DVD]
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※以下、ほぼほぼネタバレ故
ネタバレ嫌いな方は読まないでください。













別れ。
この映画で、あなたが一番泣けたのは
ココじゃないでしょうか?





二人の男は、「半年」の余命宣告を受けて
それぞれに自分の死と向き合います。




向き合うのは、本人だけじゃありません。
エドワードの秘書、マシューが
エドワードに質問しますね。



「あの、僕は
(あなたの死と)どう向き合えば・・・」



(この質問に、昨日と変わらない切り返しで答えるエドワード。
 一見ドライだけど、二人の関係性の深さがよく見えるシーンです^^)





一方、カーターの妻バージニアは
病室で一緒になっただけの男と、旅に出るという夫の言葉が理解できない


「ガンだという現実から目をそらしてるわ」
二人は大喧嘩。




彼女にとっては、余命を知った夫が
旅に出る?
いつ戻るかもわからない?なんて。。。
エドワードに電話をかけ「夫を返して!」と懇願する気持ち、女性は痛いほどわかるはず。



(・・・再び病院へ戻った時
 手術室へ向かう夫に愛を送る姿に、グッときた方も多いでしょう^^)

 



カーターも、エドワードも
人生の残り時間を知り、自らの死と向き合ったからこそ
家族や他人からみたら意味がわからないようなリストを
やってみようとする。
今まで、一番やってこなかった
「冒険」をするのですね。





棺桶リストの一番の効果は、
やりたいことをやりつくした後に
見える世界が変わるから
必ず変化が訪れる。
ということでしょう。





それは、周りの人にも変化をもたらします。
今まで、修理工として、実業家として
才能を活かして走り続けてきた大人が
生きる喜びを取り戻した時
・・・改めて向き合うのは、後に遺す、大切な人のこと。






カーターは、旅の終わりに喧嘩別れをしたエドワードに
手紙で気持ちを伝えます。
…隣のベッドでイヤミと独り言を呟いていた男は
旅の間に大切な友人となっていた



エドワードへ、リストを「単なる例え」だと思い込んでいた自分を、冒険の旅に連れ出してくれたことへの感謝と、
恩を返す術がないからと、あるお願いをする





人生を楽しめ





と。
これは、もうひとつの棺桶リスト。




カーターの、そっと背中を押すアシストで
エドワードは、長年生き別れていた最愛の娘と再会します。




そこには、世界一の美女(孫娘)が。
リストに書いていた「世界一の美女とキスをする」を
ここで叶えちゃう^^





そしてカーターが死に、集まった人々へ
エドワードは弔辞を捧げます
「彼の人生最後の数ヵ月間は、私にとって最高の数ヵ月間だった」と





おそらく、エドワードのこれまでの人生で
一番やってこなかったこと
「見ず知らずの人に親切にする」こと。



棺桶リストを、どんどん叶えていく二人。





やがて、エドワードにも死が訪れます。
その時、リストはマシューに引き継がれるのですね。




荘厳な景色の中に、二人と、しわくちゃのリストを置いて
彼は去る






まぁ、偏屈なご主人様に仕えていた秘書のマシューが
そりゃ若いけど(^^;、8000メートル級の雪山に独り登れるのか?とか、
2回も登ったわけ?とか、ツッコミどころは多々ありますが(^^;

あのエドワードの才能に仕えていたからこそ
マシューの得たものも、とても大きかったと想像出来ます。




棺桶リストの項目だけに目がいきがちなこの映画だけど
死を迎える人と、その周りの人たちを見ていくと
また違った目線で見えるもの、沢山ありますね~^^







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