明日死ぬとしたら、何をする?ー「ビル・カニンガム&ニューヨーク」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

こんばんは。
望みを うつし出す
映画ソムリエール 高橋 早苗です。






本当の自分を生きようと 決めた人が
一度は問うのだろう質問


「明日死ぬとしたら 私は 何をするだろう?」




・・・「明日」の部分は、半年とか1年とか
いろいろあると思いますが

つまりは「余命」が分かった時に 果たしてあなたは何をするの?という質問。


これを読んでいるあなたも 一度は考えたことがあるでしょう。
本やWebで見かけるけど ぼんやりスルー
という人も 多いかもしれませんね。




この問いを考える時、私の頭にはいつも浮かぶ顔があります

ニューヨーク・タイムズに二つのコラムを持つカメラマン
ビル・カニンガム。




参考記事
『自由の定義 ー「ビル・カニンガム&ニューヨーク」
http://ameblo.jp/parallel13/entry-11901860775.html







街角に立ち
まだ誰も見たことのない 抜群のファッションを追いかける彼は



キッチンも バスもトイレもない
天井まで ぎっしり積まれたキャビネットに囲まれた部屋に住み
食事にはお金をかけない パーティでも水しか飲まない




いつも同じ服で 自転車で街を駆け回る
ランウェイでも モデルにしか着れない服には興味がない




人気コラムを持ち 彼に撮られることは
ニューヨーカーのステータスだけど
実は無給


「無給なんだから、好きにやらせてもらうよ」
とは、彼の言葉です。




つまり、彼は
明日命が終わるとしても
カメラを持ち 街角に立つことを
やめないのだろう ということ。



はたから見れば 不自由そうにも見える彼のライフスタイル
それは 彼自身が選んだもの



…何を差し置いても 追いかけたいものがあるから
他は どうでもよくなれるんですね

「これくらいのものを受け取れるから やる」ではない。



あなたが たとえ無給でも
タダでもやらずにいられないことは 何だろう?






彼が貫く「自由」は
あなたの「自由」を知る手がかり。




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