「ショーシャンクの空に」The Shawshank Redemption
20世紀中に観て
その後何度も観て
一年くらい前には舞台も観た
舞台「ショーシャンクの空に」
↑この時は、ズタボロ泣きでした^^;)
今日書くのはもちろん
映画の方ですが^^
妻と間男を殺害した“無実の罪”で
投獄された
アンディ・デュフレーン
20年という歳月を
刑務所で過ごし
脱獄するまでの話
名作と謳われ
レビューも数々ありますよね。
↑ 映画の予告はこちらでございます(英語です)
刑務所内で生まれた友情とか
終身刑という
長い時間をかけて人を蝕む刑罰のこととか
いろんなポイントありますが
私が一番気になるのは
はしゃぐでもなく
羽目を外すでもなく
静かな笑みを浮かべながら
左腕を窓にかけ
片手でハンドルを握るアンディ
髪が
シャツが
風にはためいている
脱獄したアンディが
一路南へ
車を走らせるシーン。

||| 希望=未来=いま |||
この、言わば自分の人生を 自分で勝ち取った男と
刑務所内を 石ころを拾いながら静かに歩き回る
男色野郎どもに追い回され 生傷耐えない
ただ 1人の囚人の男…
同じだな。と感じるのです。
いや、同じ男アンディでしょ。ということではなくて。
彼が見ていたものは
ずっと、一緒だったな。ということ。
それを「希望」と呼ぶ人もいるのでしょう。
彼が凄いのは、希望を抱きながら
希望を 現実に変える方法を 試し続けたこと。
ロックハンマーと“リタ・ヘイワース”を手に入れ
自分と自由を隔てた壁を 削り続けながら
一方では 所長の会計係として働く
アンディが 夢を語るシーンがあります
行きたい町 “記憶のない海”太平洋に 住みたい
海のそばに ホテルを持ち 古いボートを修理して
客を乗せて釣りに出る…
“シャバじゃ生きられん”と思い込んでいる
友人レッドが言います
「そんな夢は捨てろ 夢のまた夢だ
いまお前はムショの中なんだぞ」
彼が見ていたのは
遠い未来の夢・・・ここ(刑務所)を出られたらあれをしよう、これをしよう
ではなく
必ず手に入れたい「理想の未来」
仮釈放される友たちが いきなり外へ放り出されて
日々の暮らしを「恐ろしい」と感じるのとは対照的に
彼の脱獄は、鮮やかなものでした
塀の外へ 抜け出しただけでなく
“会計係”でつくり上げた 架空の人物に
自分がなりすまし その後の人生を送るには充分すぎるほどの資金を手に
所長の不正と“法律”ぶりの証拠を 新聞社に送りつけ
夢みていた地へ 旅立つ
彼は 刑務所で あの絶望の中で
自分にできることをし 理想の未来を描いた時の 起こるだろうリスクを予想して
それを回避する準備をしていただけのこと。
それが
「必死に
いまを生きる」
こと
希望を
希望で終わらせなかった男
それが
アンディ・デュフレーン
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