生きる営み ー「夜霧の恋人たち/アントワーヌとコレット」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。



こんにちは。
望みを うつし出す
映画ソムリエール 高橋 早苗です。





「大人は判ってくれない」のアントワーヌ・ドワネル
彼のその後を描いた


「アントワーヌとコレット」そして
「夜霧の恋人たち」
 
 
夜霧の恋人たち/アントワーヌとコレット [DVD]
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「アントワーヌとコレット」


少年鑑別所から出て
レコード会社で働く
好きな音楽のそばで生きる17歳のアントワーヌ



好きになったガールフレンドの家を訪ねても
彼女はいない
真向かいに空き部屋をみつけると
即引っ越ししてしまう
ストレートすぎる愛の表現は


「生きる歓びを味わいたくて恋をする」
スクリーンを彩る唄
そのもので。







「夜霧の恋人たち」


失恋のショックから
アントワーヌは軍に志願したものの
「不適格」の称号を与えられ
兵役解除



フラれた彼女の両親のつてで
モンマルトルのホテルの夜番に就くが
探偵のガサ入れに
加担してしまいクビに



そして
その探偵社に雇われることになります



そこで出会う
二人の大人が
アントワーヌに聞かせる言葉が印象的。




1人は、探偵社の先輩
祖父が死んだ時
従妹と泣きながらセックスしたという話

「セックスは死の代償だ。生きるための営みだよ」




もう1人は
探偵の依頼人
靴屋の社長夫人

調査の為に
わざと靴屋に雇われるが

夫人の美しさに
アントワーヌは恋をし
仕事を投げ出してしまう


訪ねてきた夫人が言う

「どんな女も特別なのよ ユニークなの
 私たちはお互いにユニークな存在」





アントワーヌが 求めているのも

 生きる歓びと 自分のユニークさを認められたい

ただそれだけ。
判ってほしかっただけ。




パリの街を走る彼の姿も
どこか
判って欲しいと叫んでる
そんな迷走っぷりに見えるのです。





迷走するアントワーヌは
どこにでもいる。
「大人は判ってくれない」は鮮烈すぎて
すごく特別な子のように感じてたけど
そんなことない。







あなたも、私も、ユニークな存在。



あなたの生きる歓びはなんですか?
あなたの「ユニークさ」探してみませんか。


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