日常の、旅ー「聖者たちの食卓 Himself He Cooks」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

 
 

 
黄金色した寺
ハリマンディル・ラサーブの
ランガル(無料食堂)で
毎日作られている
100万人分の豆カレー
 
 
みんなでつくって
みんなで食べる
みんなで片付ける

そこに
最低限のルールを課す


毎日
違う人が
隣り合わせの「食卓」が
教えてくれること
 



「聖者たちの食卓」






|□|映画ソムリエールのつぶやき




ドキュメンタリー特有の
解説はなにひとつない。

申し訳程度に
読めない文字を訳しただけの字幕がつくだけ。



たった一時間の映像。
なのに
ホント「連れてかれる」感
満載だ。



そして
音が、スゴい。

とって付けた音楽は何もないのに
ざわめきのような
騒音のような“音”がやけに
残る

もうそれこそが
音楽みたいだ。

これこそが
旅の風景
なのだろう。


義務教育時代に一度でも、この
「みんなでつくって
 みんなで食べる
 みんなで片付ける」
を経験できたら

それだけで
人生変わったんじゃなかろうかと思わせる
特別なものなど何もないけど
圧倒的な映像だ




いや待てよ。
学校行事の何かしらで
そんな経験はしているなぁ

じゃ、何が違うんだろ。
…豆カレーのレシピが載ってるというパンフレットをまじまじと眺めながら、
ひとりごち。



・・・そっか
日常なんだ
500年も続いている「日常」





日本じゃさ
何でも「行事」になっちゃうでしょ。
このスクリーンの中にあるのは
行事とかイベントとか晴れの日とかじゃない

「食卓」と呼ぶにふさわしい光景だと感じる。
(スケールがデカ過ぎてw、感じにくいかもしれないけど^^)


毎日美味しいもの食べてるけど、なぜか満たされない人
あれはダメ、これはダメ、と“頭ん中でだけ”食べてる人
家族がいるのに、毎日ひとりで食べてる人
みんなに観てほしい、一時間の、短いけど濃い旅です。



「聖者たちの食卓」公式サイト






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