つい先週知ったから前売り完売で
当日券が出ると知り出かけてみた。
「当日券買えなかったらまぁいいや、美味しいもの食べて帰ろう」
ぐらいの軽いノリだったのに
会場に乗り込んだら
このまま帰るの絶対やだー!
って気持ちになってた(笑)
無事チケット買えて、ホッとして席を探した。
「呼吸の本」もその場で買い、落ち着き悪く開演を待つ。
みみ・はな・のどの先生のお話
呼吸の先生と詩人
お二人のトークセミナー
そして詩の朗読
みみ・はな・のどの先生
この会の主催、朴澤先生の鼻と口のしくみや呼吸のお話
そんな難しいことじゃなくて
当たり前なお話だけど
結構へぇ~と感心することがたくさん。
・・・鼻の中を広げたら畳一畳分ってスゴい!
最近、鼻が止まらなくなること多いんだけど、ちゃんと働いてくれてるんだなアタシの鼻。
ありがとう。
呼吸の先生と詩人
加藤俊郎さんと谷川俊太郎さん
冒頭の“絶句”だけは
ドキドキした
どんな人でも、親との関係って深いんだな
と感じた
その後のお二人のトークは面白くって!
・・・漫才見に来たのかと軽く勘違いするほど
「心は思うことと考えることしかできないから」
思うも
考えるも
そのひと次第なんだよね。
実践した呼吸法
会場の空気が一変したのが
よーくわかった
加藤さんの誘導するリズムや声の感じが
途中から“永ちゃん”に感じられて
特に丹田を意識するよう
たんで~ん
と声で誘導してくれるんだよね
仙骨立てて
姿勢よくして
肩の力抜いても
顔がニヤけちゃう(*^_^*)
ラスト
「あと2分で読ませてください」と、谷川俊太郎さん
「最近いろんなところで読んでいただいています」
と始まった朗読は
あの優しいお声で号泣寸前。
朗読でインプットされたのか
帰り道、アタマの中はクラシックのピアノ曲(?)が鳴りやまなかった
クラシックに明るくない私
タイトルも作者も思いだせないけど
まさか、ヨハン・シュトラウスじゃあるまいな。
生きる
谷川 俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎていくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
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