希望と現実の間には、一歩踏み出せば辿り着くはずの道のりが続いている。その途中で予期せぬことが起きたしても、どちらかひとつの選択をするための手がかりは、自分の経験と未来への意志をつなげればいい。
こんなこと言ってくれるインテリアの本があったかしらん。
ものとのつきあい方
日々の暮らしの著者なりの流儀というか。
オススメ、程度の軽さよりは
この位の覚悟はしなさい!
という心得みたいな感じかな。
試したこと(気をつけていること)
玄関に帽子掛けをつけた。
靴箱だけじゃお客さんに失礼だって気がして。
気を遣おう、あなたの床は
階下に暮らす誰かの天井だ。
部屋の色の計画をしよう。
予算がないときには色で解決!というテがある。
家で作らない料理。
天ぷら、焼き肉、握り鮨、日本そば。
仲のいい友達を募って
ひとつのマンションを借り切る
みんなで気持ちいいご近所関係を保つための
ルールや公共マナーも自分たちで作る。
CO-OPと呼ばれる方式だ。
果物は常温で食べるのがうまい。
絵画的にコンポートに盛って部屋に飾っておく。
たっぷり眺めていい匂いが部屋中にたちこめたら
それが食べ頃。
ホテルのハウスキーパーのバスルーム掃除の極意。
洗剤などなにもつけない乾いたバスマットで磨く
あついシャワーで流して
バスタオルで水分を残らず拭き取る。
使い終わったマットやタオルはそのままランドリーへ。
贅沢は知って忘れるべし。
少額の浪費こそは慎むべし。
ルームコロンとか
消臭スプレイの安いにおいとか
トイレの青い水や入浴剤を
ワンランク上の生活と勘違いする心が貧しい。
椅子やテーブルのデザインに迷ったときは
鏡の前で似合うかどうか
服を選ぶときのようにフィッティングしてみる。
タダやオマケがいいものを選ぶ眼をくもらせる
ケチは洗練の第一歩と心得よう。生活の中ではいつも何か不足気味のほうがいい。
ローインパクト
人間は生きているだけで自然にダメージを与えることは避けられないのだから、なるべくインパクトを和らげるための方法を考え、実践していこうという考えだ。
不要なものは何ひとつ買わない。必要なものには惜しみなく投資する。出来る限り自分たちで修理できる構造を選ぶ。
ものは家に迎えたその日から、命を全うさせるまで使う。
まずはいちばん身近で完結した家具、椅子と自分とのプライベートな関係を持つことから自分の居場所を確かめよう。
たとえば今、ほしいと思っているものがあるとしたら、十項目の条件を考えてみよう。そうすると、本当にいい買い物ができるようになりますよ。
部屋のどこかにピンナップボードを作って、気になる言葉、大切な情報、感動した素材、おいしいレシピ、好きなインテリアの写真、美しい風景、カッコいい建物、文字やイラストのかわいいラベル、友人からのあたたかい言葉を添えた葉書など、自分の心に引っかかったものを貼りつけておく。そうやって自分の考えをいつもいつも目に見える形にしていくのだ。
部屋の中で台所が汚いのは一番カッコ悪いと思う。シンクもレンジもお皿と同じと考えて。
私たちはいつの頃からか「季節を待つ愉しみ」を忘れてしまったような気がする。盛りの頃まで待つ。熟れるまで待てばおいしいものが食べられる。たくさん出回るから安く手に入れられる。待っていればいいことずくめなのに。
・・・そうだ、
日々のすべての選択を
ただ漫然と選ぶより
ここまで考え抜くと楽しいよ!
って言ってる感じだ。
だから
この本に登場するアイテムを買い揃えたってハッピーにはならないのよ(笑)
