「ダグ・エイケン new ocean」ーオペラシティアートギャラリー | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

友人とオペラシティへ。
「ダグ・エイケン new ocean」



「01:thaw」はちょっと、bjorkの映画を思い出したり。

「05:new ocean floor」
「06:new ocean new machine」
という作品が面白かった。

X字に立体交差して吊り下げられた
大きなスクリーン(2つ)に
交互に映し出される、シンメトリカルな映像。

スクリーンの中の歩き続けるヒトと同じスピードで
スクリーンの周りを歩きながら眺めた。



後で、Gallery 5で音源がないかと探したけど、なかった。
ヴィデオ・インスタレーションは、やっぱり音だけじゃだめなのね。



・・・スクリーンが切り替わるまでずっと歩きながら眺めた後、
遠心力にブレーキかけながら出口へ向かうと、
係の(?)おねーさんがにっこり笑って足下を照らしてくれた。


多分、このブース内を周回しながら観ていたヘンな客をずっと見ていたのだろうおねーさん
止めずに好きにさせてくれてありがとう。



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初めてオペラシティを訪れたのは、ヒッチコックの映画をモチーフにした現代作家のグループ展でした。

夜、ひとりで出かけていって、真っ白な壁と床と天井に
「こっちも真っ白に飛びそ~」なんて思いつつ
エントランスでチケット買って、後ろを振り向いた瞬間からが
恐怖の始まり。

ほんと一瞬で変わったのにはびっくりだったな。

最後のブース、恐いシーンの音をかき集めた作品が面白くて後を引きましたね。
・・・現代版「肝だめし」か?



帰る時になって、始めにエントランスでチケット買った時に遠くから響いていた音が
これだったんだと気づいて、なんだ始めからしてやられていたのかと苦笑い。
いかにもヒッチコックらしいやんまったく!(笑)



だから、ダグ・エイケンの時は
あの白どうなるんだろ~思ってました。

恐怖はなく、優しい白でした。
ホッ。