チョイ役こそ主役 ー 「リターナー Returner」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。


数少ない観ている邦画のひとつ

「リターナー Returner」

20056月投稿のリライト記事です)




☆☆☆☆★




地球外生物に襲われ 戦争を始めた人間
その戦争を止めるために
2084年の未来から
2002年の現代へやってきた 少女ミリ
そして 彼女と組む羽目になった
“リターナー”ミヤモト。



・・・鈴木杏が観たくて 観た映画。
彼女扮するミリ、ああいう役似合う。
「スチームボーイ」の声に選ばれたのも わかる気がします。
そしてどこに現れても いい味出してる樹木希林。
(あんなばーちゃんになりてぇ・笑
百万年早いわよ言われそうだけど)



ほんと、いい絡み役がいると
主役も より一層引き立つよな~の、いい見本ですな。




擬態宇宙船とか 少々迫力不足?的なアラは目立つものの
精一杯「楽しんで」創ってる感が見えて 良いです。



そして何よりあの小道具!
あれがなかったら お話成り立ちませんよね~いいわあれ。
(「マグネバン」も捨て難いよね・笑)



さぁ 未来を救うタイムリミットは
3日間。果たして?





主役がいるから脇役もいる。だけど

いつもいつも主役!しか張れない役者より

チョイ役が すんなりハマる役者さんの方が 好きです。

この映画の希林さんのようにね

(昔懐かしフジカラーのCMでの希林さんに、ガラの悪さをブレンドしたような役♪)




脇役が演れるってことは

場に溶け込めるってことなのよ

で、いざって時だけ 主役みたいに振る舞えるってことなの




希林さんのチョイ役、もっと観たかったなぁ。

冥福をお祈りいたします。