ケニア・スラム街での救援活動のため
ナイロビからロキへ向かった
妻テッサ
「2日後にね」
・・・2日後
夫ジャスティンが見たのは
彼女の変わり果てた姿だった
同行した黒人医師は行方不明
・・・よくある殺人事件として
処理されていく現実・・・
最初は
彼女へも
黒人医師へも
疑いの気持ちを捨てられなかった彼が
真実を突き止めた果てに
たどり着いたのは
彼女が命を絶たれたのと同じ場所だった・・・
妻を殺されて
真実を追い始める夫は
映画の中じゃ沢山いる
裏切り者が
身近な人物というのも
パターンだ
この映画が他と違うのは、彼が
「妻の無念を晴らし裏切り者をやっつけるかっこいい夫」
ではなかったこと
彼女の思いを
与えてくれたものを
思いを遂げるために
夫へも隠した嘘を
彼は知り
もう彼女がいないことを
改めて思い知る
そして
“陰謀”に真っ向から立ち向かうより
彼女の思いに寄り添うことを選んだ
導かれていた?
・・・「シェルタリング・スカイ」を思い出した
あれも夫婦が旅してたよね。
それと「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。
救いようのない話だと言う人が多いけど
負けず劣らずだよ。
でも不用意に泣いたり出来ないくらい、
・・・彼女のいない家で
泣き崩れてしまう彼には
素直に泣けるけど
彼女を追って旅してく
彼の“覚悟”には
もう“凄い”なんて言葉も
似合わないくらい
見届けるしか出来ない
良いも悪いもなく
ただ選んだ道があっただけ。
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