経験が世界を変えるー「L change the WorLd」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

わたしの中で自慰映画代表作

L change the WorLd

松ケンですからw

(2008年3月のリライト記事です)







23日間。



1日でもなく 1週間でもなく
半月でもなければ
3週間ですらない



焦り顔で
やりたいことを こなしたわけでもなく
何もかも 放り出すのでもなく



☆☆☆☆★



自らの名を記し “決着”をつけた彼は
最も信頼する人を失った



ノートを燃やし
山のような“未解決”ファイルを 片付けた頃
ワタリ宛てのメッセージを受け取る
“贈りもの”は 少年だった



そしてもうひとり ワタリを訪ね
少女が現れる
強力な新型ウイルスを持って



・・・少女は 目の前で父を殺された復讐心から
自らにウイルスを打つ



 「子守は初めての経験ですが・・・
  どうも苦手分野のようです」

少女の追っ手と 対峙した時
彼の世界は 外へと広がった



★★★★☆



・・・捜査本部の面々の前に 初めて現れた時
キラを称して言った
 「幼稚で、稀に見る負けず嫌い・・・
  私そっくり」



その負けず嫌いは
  自分の命を諦める
という選択にまで及んだけど




今回もそうなの?
苦手と認めながら 助けるのは何故?

“贈りもの”は
ワタリの置きみやげと 思ったから?



☆☆☆☆★



破棄された 抗ウイルス薬のレシピを求め
少女の父と同じ 研究者を訪ねる三人

追っ手は マスコミを利用し
彼らを追い詰めていく



★★★★☆



“本編”でも 彼が外に出るシーンは
あったけど 完璧守られていた(と思う)
それに比べどうですか この活躍ぶりは・・・



“孤高の天才”が 最後に扱う事件としちゃまぁ
(頭脳戦よか 体力勝負なトコが)つまらないかもしれないけど



・・・今までだって 雑魚みたいな事件
結構あったと思うんだよ
ただ外に出る必要なく 片付けられただけで。



そういう
クールでもなく 理路整然ともしていない
ある意味格好悪い部分・・・




★★★★☆



事件解決の為の犠牲に
躊躇のなかった彼にとって

子ども二人を連れての 短い逃避行は
どれだけ目新しいものだったろう

  「いまは目の前の命を諦めたくない」

と言わしめるに充分なほど

しかし レシピの手掛かりを見つけた時
少女は奪われてしまった



抗ウイルス薬もないままの国外逃亡・・・
“生きたウイルス兵器”は ハイジャック機でばらまかれる

機の離陸を阻止するため
彼は走る・・・



★★★★☆



「この世界で もう少しだけ生きてみたくなりました」

なんて 死ぬ日が決まってる人間の口からしか出てこない・・・
アヒル口の端で笑ってくれちゃってさ
こっちは泣くしかねぇじゃねーか(ToT)

しかも ぬいぐるみに
仕掛けなんぞしおってからに

明日のない人間にしか言えないよ
あんな言葉ぁ(;o;)





・・・世界を変えたんじゃなくて。

変わったのはさ
あなたの観ていた世界の方だよ、L。









↑写真だけで通常版よりこっち選ぶハマり者(笑)

-------------
★ 好きなシーン
※注:セリフはうろ覚えです



★ワタリを見送る
 ・・・あの静けさ



★お菓子モグモグさせつつ未解決事件の処理
 ・・・もくもくと
がさらに悲しそうで(泣)



★「はいは~い」
 敵?からのコンタクトには
 もちろんひょっとこだよね



★お菓子の串刺し ことごとくフラれ(笑)



★泣き出す真希に近づいて一緒に泣きだすBoy
 お茶を入れながら2人を代わる代わる見てるL



★「確かに苦手分野です」
 ・・・外へ!
 世界の色が変わるようで好きなシーン。
 ここから動き出した、みたいな



★「運転してください」



★ALL DELETE



★体温チェック



★特大パフェ食べつつ
 「ヘンと呼ぶのは簡単ですが・・・」



★電車L乗り
 ・・・実際やられたらさぞウザイだろ(笑)



★ママチャリ
 ・・・乗りたいというか
 並んで走りたいというか



★ネカフェでBoyの頭ぽんぽん



★川辺でひと休み中、真希さんコテンにキョドって



★書類の束でバシバシ叩かれ怒られてるのに
 甘いもの摂取に一生懸命なトコ



★「私を隔離して」に反応して
 Boyを隣の部屋へ放り込み



★「背筋のばした方がいいよ」
 クキッポキッ言わせながらのばしてみる
 ・・・一瞬だったね(笑)



★L走りの全力疾走
 ・・・間に合わなかったあの無念さ!



★離陸に走り出す旅客機を追って
 ダッシュ&タラップ駆け上がり



★旅客機止めます
 ・・・できるんだ!



★「どうしますか」&「よく頑張りましたね」
 ・・・あたしゃキミに言ってあげたいよ頑張ったもん



★「真希ちゃん、いい一日だった?」の続き
 ・・・自分に言ってる?



★「ニア・・・救うべき人のそばに居られるように」
 なんというか・・・こいつとは最初っから対等だった?



★「この世界でもうすこしだけ生きてみたくなりました」
 ・・・泣



★最後に食べたのはなぁに?
 ・・・エンドロールも観ようねv







↑オープニングの「L Lawliet」と
ラストの「Near」以外は
すべて漢字二文字のタイトルが並ぶサウンドトラック。

「デスノート」は音楽をうまいこと(宣伝に)使っていた印象があったけど、正直本編の音にはたいしてシンクロしなかった。
こちらはうまいことハマってます(笑)好きなシーンの殆どはサントラリンクしてますね。
音に語らせる映画は好きです。

Lはつぶあん、イケるかしら



《かずの葉の庭》主宰

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