ある日マリオは言いました。
「どうして僕はいつも
横にしか進めないの、
どうして東にしか行けないの。 南だって北だって行きたい」
それを聞いたルイージ。
「それは無理だマリオ。
僕たちは東にしか進めない。
敵は東にいるんだ。
そいつを見つけるまで、
僕らに出来るのは、
東に進むことだけ。」
落胆するマリオ。
「はぁ‥‥
そうは言っても
もう僕らは30年以上、
ひたすら東に
進んできたじゃないか。」
「あぁそうだなぁ‥
僕らのコアなファンによると
もう地球7周したそうだ。」
驚くマリオ。
「うそだろ!?
地球って小さいんだなぁ。」
マリオは続けた。
「‥なぁ兄さん、
本当にクッパは
東にいるのかな。」
ルイージは
下を向いたまま答えた。
「あぁもちろん。
敵はいつも
マリオのそばにいる。
お前は気付かないのか?」
不思議な様子のマリオ。
「え?兄さん‥?
どうしたの?」
ルイージは微笑する。
「いつも僕が
先を歩いてるよな?
僕がいつもお前より
東にいるよな?」
動揺し焦り始めるマリオ。
「そんな、まさかクッパって‥」
ばさっ!!
んっ?‥
手探りで時計を見つける
深夜2時。
ルイージは隣で
すやすや眠っている。
よかった夢だ
マリオは今日も東へ歩き続ける。